■パルテノンがやって来た



紀元前438年に完成したパルテノン神殿周辺の再現模型。
といっても、行ったこと無いので、イマイチ、イメージがわきませんが。

1806年ごろから、当時はオスマントルコ領内だったこの神殿から、
次々と彫像、装飾品が西ヨーロッパに持ち出され始め、
現在、その多くがイギリスを中心に保管されています。

ギリシャはこれの返還運動をやっているのですが、
この博物館は博物館で、アテネから持ち出した連中から
金を払って買いとってたりするため、事情は複雑だったりします。



元々パルテノン神殿に奉納されていた象牙と金で作られた盾を、
ローマ時代に大理石で作り直したものだとか。
これもローマンコピーの一種になるんですかね。

中央にいるパーマに失敗した八百屋のおばさんみたいなのは、
ゴルゴンの盾だ、との事ですから、メドゥーサの首ですね。
良く見ると、まわりに蛇がいます。

周辺の愉快なギリシャ兵の皆さんは、何かの神話の一場面らしいんですが、
詳細はよくわからず。



馬に乗った皆さんのレリーフ。

えらく長いもので、どこかの壁一面とかに使われていたんでしょうか。
ちなみに、パルテノンには意外に馬をモチーフにした彫像が多く、
ギリシャといえば歩兵の印象ばかりあったので、ちょっと驚きました。



こっちがメインの展示室。
でかいでしょ。



ここにあるのは、神殿内の壁面に飾られていたもので、これは北面の壁のレリーフだとか。
乗馬の準備をしてるとこらしいです。


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