■エジプトは石の国
こちらはお墓の入り口の石の壁らしいのですが、
どうも解説の言ってることが支離滅裂で、ちょっと詳細がよくわかりません。
石棺の一種だ、としてるのですが、どう見てもカンオケではないですよねえ…。
これは前頁に出てきた石棺の前にあった展示なので、
もしかすると、あれのあった部屋の入り口なのか。
こちらは紀元前2500年くらいのお墓の入り口。
ギザのピラミッド周辺から持ってきてしまったものだとか。
と、なるとやっぱり上の写真も、墓の入り口だと思うんですが…。
またも来ました、エジプトネコ。
これは置物です。
今回は鼻輪つき。
…それって、ネコ大迷惑なような気も…
紀元前600年ごろのもの、との事ですので、すでにエジプト貧乏時代のはずですが、
あの鼻輪は金製で、さらには宝石が埋め込まれていた形跡もあるのだとか。
どれだけデラックスなネコだ、という感じですね。
今度の石棺は、ミイラ型。
紀元前1380年のもので、ミイラ型のカンオケとしては、これが最初期なのだとか。
ただし、誰のミイラが中に入っていたのかは不明。
はい、最初の場所に戻って来て、ロゼッタストーンの展示があって驚く(笑)。
啓蒙時代の部屋にレプリカがありましたが、こっちはホンモノ。
この石板には、2種類の古代エジプト語、ヒエログリフ(神聖文字/絵文字)と
デモテック(民衆文字/普通の文字)、そして古代ギリシャ語で同じ内容が書かれています。
このため、古代ギリシャ語を手がかりにして、
古代エジプト語を解読する手がかりとなりました。
余談ですが、この石を発見したのはナポレオンの遠征軍、
解読したものフランス人のシャンポリオンで、
ここで現物を見るまで、てっきりフランスにあるもんだと思ってました。
先に見たレプリカも、そのために作られたのか、と。
が、ナポレオンの遠征軍は発見しただけで、
実はその後からエジプトに上陸したイギリスによって持ち逃げされてるんですね、これ。
ここに来て、初めて知りました。
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