でもって機体展示のエリアに来て見ると、まだまだ普通に展示中。
以前だったら、もう各基地に向けて帰り始めていた時間帯なんですが、
最近は午後遅くまで展示を続けるようになったのかしらん。
そういえば先に紹介していなかった海上自衛隊のP-3C オライオン。
潜水艦を空から探し出して攻撃する対潜哨戒機ですね。
実家の上空を下総基地の機体がよく飛んでました。
ちなみに実は海上自衛隊だけで100機を越える配備を行っており、
これは先に見た航空自衛隊のF-2より多かったりします。
現在運用中の自衛隊の固定翼機の中では
恐らくF-15に次いで多いのがこのC-3Pでしょう。
空母を持ってないとはいえ、海上自衛隊の航空部隊は結構な規模なのです。
さらについでに、これも日本の誇る必殺技、国内でのライセンス生産を
川崎重工が行っておりました。
もちろん、世界中でそんなことをやってるのは日本だけです。
まあ、三菱重工ばかりあれこれ言うのもフェアではないので、
川崎重工も見ておきましょう。
とりあえず、アメリカの調達価格(Unit
cost)は、1987年で3600万ドル。
当時の円相場はだいたい1ドル135円ですから、
1機あたり約48億6000万円ですね。
で、川崎重工製は1986年度価格だと1機100億700万円。
まあ、軽く倍以上、三菱重工よりは多少、良心的ですが、
それでも上海の露天商なみの売値でしょう。
ちなみに、この後は円高がどんどん進みますから、
その価格差はさらに大きくなったはずです。
無論、単にボッタくってるわけではなく、さまざまな理由があるんでしょうが、
それでも普通にアメリカから完成品を買ってれば半額で済んだわけです。
ちなみに100機の購入でその差は5210億円。
当然、例のF-15だと差額は1兆円を軽く超えてます(笑)。
…国民は遊んで税金を納めてるわけじゃないんだ、
という事を理解するのって、そんなに大変なことかしらん、
と思ってしまうのは貧乏人の性でしょうかね。
これは午前中には無かったような気がするRF-4のカメラカバー部と思われるパーツ。
見敵必殺が、偵察機バージョンで見敵必“撮”になってるのがいい感じ。
そろそろ午後4時半。
帰り支度が始まったようです。
米軍のF-16Cにて。
以前のネリス基地旅行記でも紹介した、トランク槽。
一見すると増槽(増加燃料タンク)なんですが、実は荷物運びのトランクになってます。
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