■2012 ソウル 予告編



というわけでペロ君、お隣の国、韓国の首都ソウルに行って来ましたよ。

「…またこの出だしかよ…」

まあ、そう言うなって。
伝統文化になるまで続ける予定なんだから。

「意味も無く壮大な野望だな」



「で、どうだったの、ソウル?」

いや、驚いた。正直、今年の旅行は消化試合だと思ってたんだが、
これがやたら面白かった。あの街はアジアだよ。

「あたりまえじゃん」

いや、その地理的な位置と伝え聞いた情報から、
東京の縮小コピーみたいなアッサリした街を予想してたんだが、全然違った。
ソウルはまごうことなき、混沌のアジアの街なんだ。
正直、比べると一段落ちるが、それでも香港のようなエネルギーを持つ街だった

「となると…」

個人的には面白くてしかたない、という事になる。
正直言って観光なら、上海辺りよりずっと楽しいだろう。
香港とどっちを選ぶ、と言われると香港だが、
それ以外のアジアの街だと、私の知る範囲では最強に面白かったのさ。

「へー」

でもって、最初にナメてかかってしまった事もあって、
最後は時間切れ引き分け、みたいな旅行にまたなってしまったのだよ。
本当はソウルの外にも出る予定だったんだが、そんな時間は全く無かった。
トホホホ…。



「ああ、この感じね…」

そう、この感じだ(笑)。
この街には、こういった混沌のマーケットがやたらとあるのさ。
さらにどこでメシを食ってもウマイのだ。
スゴイと思ったよ、ホントに。

「韓国料理ってあまり知らないな」

実は私もなんだが、これがアホみたいに辛いのと、
関西風のような淡白なのとの両極端で、どちらも悪くなかった。
ついでに何をたのんでも、必ずキムチが付いて来るんだ(笑)。

「カレーの福神漬けみたいに?」

いや、そんなもんじゃなくて、別皿に大盛で。
ホントに今回入った店では、全てこれが出た。
今回は入らなかったけど、喫茶店でコーヒー頼んでも
キムチが付いてくるんじゃないかってなもんだった。

「さいですか」

その混沌ぶりを可能な限り、伝えて行きたい、と所信表明しておこう。

「さいですか」




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