■連載終了
はい、というわけで、今回の旅行記はこれにて終了です。
リアルタイムで読まれた皆さんは約3ヵ月半
お付き合い、ありがとうございました。
現地に行くまで全く知らなかったのですが、ソウルは市場の街でした。
アジアンな市場が街中に広がるその空間は、私にとっては夢のような世界で、
一発で大好きになってしまいました。
中華系のウェットマーケット、生鮮系の強烈な匂いと喧騒の市場は無い、
というのがちょっと意外だったのですが、
その分、日本人にはとっつきやすい市場ですし、
日本とはまるで違う商業施設を見るのは楽しい経験だと思います。
韓国の人は怒るかも知れませんが、韓国と日本は同じ文化圏だなあ、
と今回の旅で痛感しました。
戦後、経済的に豊かになった日本からの影響、
という部分は間違いなく強力なんですが、
それ以外、文化の根底のような部分でも共通してる印象があります。
お店の人は高額紙幣を渡しても、暗算でオツリを出してきますし、
どのお店の店員さんも笑顔で感じがいいです。
これは日本だけの特徴だろう、と思ってたのでちょっと驚きました。
さらに、みなさん信号はキッチリ守るし、
赤信号に突っ込んでくる路線バスなんかも無い(笑)。
そして、基本的にキレイ好きで、街は非常に衛生的です。
韓国は中華文化圏ではなく、間違いなく日本と同じ文化圏の国でした。
もちろん、細かい部分で多くの差異があるでしょうが、
日本にとって韓国は、唯一の兄弟文化圏だと思います。
ただし、ソウルは不思議と絵にならない街でした(笑)。
例えば香港やロンドン、サンフランシスコやシカゴとかは、私のようなトーシローが
適当に写真に撮るだけでも、それなりの絵面を得ることができるんですが、
ソウルは最後まで、絵にならないなあ、という点に悩まされました。
日本に似すぎてる、というのと、発展途上の街だから、
街の美しさ、といった面ではまだまだだなのかもしれません。
同じような悩みを上海でも感じたので、おそらくその辺りが原因でしょう。
が、これだけ日本に近くて、キチンと個性を持った都市がある、
というのはなかなかステキなことで、
機会があれば、再度訪れてみたいと思います。
ちなみに私がこれまで訪れたアジアの各都市のオススメ度だと、
香港、ソウル、バンコク、上海、マカオ、蘇州、といった順になります(笑)。
ちなみに、戦争記念館の展示も意外なほど充実していた、
というのも驚きでした。
できればあの屋外展示の機材類、B52は別にしても(笑)
なんとか屋内に入れてもらえないか、
と思うんですが、あと20年位して、韓国文化がもう少し成熟すれば、
なんとかなるかな、と期待しておきます。
はい、では今回の旅行記はここまで。
次にどこに行くか、全く決めてませんが、
その時はまた、よろしくお願いします。
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