■電気街を求めて



が、最後にあれだけは見ておきましょう。

こっちは韓国国鉄の竜山駅で、ここにはなんと駅ビルがあるのです。
日本だとちょっとしたターミナル駅には必須、という感じで駅ビルが併設されてますが、
海外における鉄道駅ってのはあくまでバス停みたいなもので、
その周辺に商業施設が発展する、という事はほぼありません。

私が知る限りではかろうじて上海駅が周辺に多少の商業施設が集まっているものの、
それでも、市内のほかの地域から見て、特に突出してるわけではありません。
イギリスやアメリカ、あるいはタイの駅なんて、むしろ駅周辺のほうが何もなかったりします。

なので、この駅ビルを作って乗降客を呼び込んでしまうぜ、
というのは極めて日本的な商業施設なのです。
日本以外で駅ビルを見たのはこの竜山駅が初めてとなります。
ちなみにここはソウル駅から一駅南に下った駅で、一応、都心部と言っていいエリア。

くどいようですが、韓国は日本文化圏ですねえ…。



せっかくだから、その駅ビルの中を見てみよう、という事で来てみたんですが、
あれ、なんかE-MARTとか、10年前でも誉められないセンスの(笑)ネーミングの店舗が。
これが電気街ですかね。



が、中に入ってみると、普通に日本式の駅ビルでした。
ホントに言葉が違う、というだけで日本の駅ビルそのものです。



が、建物の中心部まで進んでみると、こんな感じに。
ようやく電気関係の売り場に初遭遇、となります。



かなり大規模に展開されてますね。
上海の“上品な方の電気街”を思い出します。

おそらくあの辺りもソウルを参考にしてるんでしょうね。


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