■こんなものまであったりして
こっちも大砲で、これも横に例の木製ミサイルが置いてありました。
よく言われるように、秀吉プロデュースによる日本軍がワーッと攻めてくるまで、
李氏朝鮮では大砲関係はある程度発達していたものの、
歩兵銃は、あんなものは鳥しか撃てないぜ、と鳥撃銃と呼んでバカにしてました。
が、日本の連中はただでさえケンカ慣れしてる上に、
大量の歩兵銃(火縄銃)で武装しており、これに朝鮮軍はなす術も無く壊滅します。
以後、北の国境線近くまで攻め上った日本軍が、明軍の援軍に
撃退されるまで、ひたすら、敗走が続くのです。
この教訓から、以後は火縄銃の装備が進んだ、とされますが、
ホントかウソかはわかりません(笑)。
あれ、日本刀ジャン、と思ったんですが、解説は単に長刀、としてるのみ。
が、この反った刀身、斜めに切り欠いた剣先は日本刀の特徴です。
李氏朝鮮時代、という事は日本刀が量産に入った室町以降ですから、
前に書いた輸出刀ではないか、と思ったのですが、
そこら辺りの説明は無く、正体は不明、となります。
こちらは中国風の刀剣。
なんでも李氏朝鮮の王から高位の軍人に直接渡されたものだそうな。
なんかこれも日本刀っぽいなあ、と思ったのですが、
これは朝鮮で作られた長刀、しかも提督クラスが使った指揮刀のようです。
ついでに、ここで展示されていた剣術の本のイラストで使われてる刀、
どう見ても日本刀だよなあ、というのがありまして、
これが例の日本からの輸出によるものなのか、韓国でコピーしたものなのかはわからず。
英語でOrder tag
とされていましたが、
戦場でこれを掲げることで全軍に指令出していたのでしょうか。
が、ここで注目なのは、そのケースで、
実にラブリーなトラの絵が(笑)。
先の太鼓といい、どうも韓国の人たちは、トラが好きなんですね。
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