■傷だらけの船
船体後部から階段であがります。
後部甲板に出ました。
意外に広いです。
奥に見えてるビルは、例の韓国の国防部。
改めてそこから見た展示場の眺め。
やはりたいしたものですね、ここ。
でもって、この警備艇の主武装がこれ。
M-61バルカン砲を装備した砲塔で、船体後部に二つあります。
で、てっきり安全な船体内からの遠隔操作であろう、
と思ったのですが、なんとこれ、第二次大戦の爆撃機の銃座のように、
中に人が入って操作してます。
マジですか、と思うもホントにそうなのです。
そして左の子供の前にある鉄板とガラスのプレート、
これが殉職者の出た場所なんですが、
そりゃこんなんで近距離から艦船どうしで撃ち合えば、
敵からタコ殴りにされるよなあ、という感じでございます。
先にも書いたようにレプリカなんですが、一応、被弾した箇所がわかるようになってます。
こんだけの弾が当たったよ、という事です。
そして恐るべきことに、この展示で見る限り、
この砲塔内部に防弾装備とかが全く見えません。
どう考えてもバルカン砲でkm単位の戦闘は無いでしょうから、
至近距離からの殴り合いに備えて、せめて12.7mmくらいは確実に食い止められる
防弾板が必要だと思うんですけども。
ここで戦死者が出たのは、敵の弾を食らった、というより、
この砲塔の設計がおかしいから、という気が少しします…。
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