■ファントムII ちょっといい話



さて、その先にはこれもおなじみ、F-4ファントムII。
韓国では空軍型のDとEを採用していたのですが、
写真は機首部にバルカン砲が見えないのでD型でしょう。
とりあえず、2012年現在、退役が進んでいるものの、
まだ現役の機体もいるようです。

余談。
日本の航空自衛隊はF-4ファントムEを改造したEJ型を採用、
偵察型を別にすると、その運用機数は最大で140機でした。

意外にもこれは少数派でして、偵察型なしでもイスラエルで274機、
トルコが180機前後、イランで177機、
西ドイツが175機、イギリスが空海合わせて181機。
そして、韓国では220機を越える機体を運用してました。

当時は冷戦真っ只中、さらに既に経済大国になった後の導入で、
なぜ日本が韓国空軍以下という少ない運用数に終わったのか、
というと国産化して、三菱重工で造った結果、
美しいまでの高額商品になってしまったからでしょうね…。




なぜか、他の朝鮮戦争時代の機体から離れて置かれていたF-86Fセイバー。
第二次大戦後の、西側諸国の標準戦闘機と言う感じで、
今さら説明も不要でしょう。

これも韓国空軍で使用されていた機体らしいです。



グラマン S-2トラッカー。
サブタイプは不明。

潜水艦を発見、攻撃するための機体で、日本の海上自衛隊も使ってました。
韓国では1970年から運用されていたそうな。
本来は空母から運用するのが前提のため、コンパクトな機体になってます。


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