■ここは中華の文化圏



正解。
これが東大門でした。
ソウル中心部の東にある門で、おそらく本来の城内(街中の意味)は
ここが東の外れ、という感じになるのしょうか。
余談ながら、東京、ロンドン、香港、ソウルと、これらの街は
東側が庶民の街、西側がや山の手、という風に別れており、
ここら辺りの一致はなにか不思議な感じがしますね。

ちなみに写真で手前に見えてる弓状の城壁は、中は円形の空間になっており、
ここで篭城でもする気だったんでしょうか。
ちなみに、こっちが外側で、入り口は画面右側、車道沿いにあります



これは完全に中華式建築物でして、屋根の飾りも上海や蘇州でよく見た
不思議アニマルで溢れています。
この東大門は別名が興仁之門だそうな。

この門も一応、李氏朝鮮時代からのものなんですが、1869年、日本だと明治2年に
大規模な補修を行ったとされます。
が、これがどうもほとんど建て替えに近いものだったようで、
比較的、近代の建築に含まれると考えていいようです。

ついでに、この門、朝鮮戦争時代の写真を見た事が無く、
当時の損害状況がよくわかりません。
やけにキレイなので、これも修復じゃないかなあ、という気がしなくもないですが…。

韓国にとってはある意味、朝鮮戦争はタブーと言う部分があるようで、
ここら辺りは韓国系の資料でもよくわからない事が多いですね。




さて、とりあえずこの門から東が今回見てきた様々な問屋街、
そしてここから西が東大門総合市場や、
個人向けの衣料品店が密集する地区となるようです。

という感じで、次回は、その東大門地区西側を見て行きましょう。


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