■ソウルのノリのよさについての一考察
さあ、ペロ君、今回はソウルの街のノリの良さについてだ。
「ノリの良さ?」
こんな感じに。
「…ノリのり韓国ですか…」
そう、ノリのりなのさ。
実は帰国後に気が付いたのだが、ノリ屋さんには
店頭に20%とか30%Saleと書かれてる店が多かった。
これで香港式だと7割引セールになってしまうから、
韓国も日本とおなじ、書かれてる数字が割引率なんだろうね。
「韓国のりのお店?」
ピンポン。
でもって、なぜか南大門市場の、のり屋さんが皆、芸風が共通だったのさ。
「芸風?」
「あー…」
王国にまで発展してるんだぜ。
ちなみに日本も韓国も中国の文化圏だから、古代の首領の肩書きは王だった。
皇帝を名乗れるのは秦帝国以降の中国国家の首領だけだから、
その意味ではこのネーミングは正しい。
「いや、そんなこと微塵も考えてないと思います」
基本は同じながら、ちょっとだけ変わった芸風の店。
「ノリノリノリちゃん…。ホントに皆、こうなの?」
南大門の全のり屋さんを見たわけではないが、
私が見かけた内の9割はこの路線だったよ。
「…なんで?」
それは私も聞きたいところだ。
まあ、韓国の皆さんもノリノリなんだろう。
「なんじゃそれ」
余談ながらこのお店の名前の開城は李氏朝鮮時代の前、
高麗時代の首都だった町の名前だから、
日本で言えば東京に京都商会があるような感じだろうか。
「さあねえ。しかし、お城だらけだね、朝鮮半島の首都」
いや、これは中国語の城で、街の意味だよ。
どうやら東アジアで城という文字を砦の意味で使うのは日本だけらしい。
はい、という感じで、今回はここまで。
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