南大門周辺部



どうやらここら辺りが南大門市場の限界点らしい。
前に見えてるのも何かの商業ビルなんですが、さすがにもういいや、
と見学はしてません。



そこから、奥の方になんだか由緒がありそうな建物が見えてる。
ちょっと行ってみますか。



韓国銀行の旧館でした。
日本の日本銀行と同じ、中央銀行の建物ですが、
現在は後ろの四角いビルに本部は移転しており、
この建物は文化財のような扱いで残されています。
ちなみに設計は日銀本館と同じ、辰野金吾だそうで、
すなわち日本占領時代の建物です。

そこら辺り、意外に気にせず使ってるんでしょうかね。
結果的にそうなっちゃった、という部分があるとはいえ、
二つの国の中央銀行の設計をやった人って、
世界中でこの人ぐらいかもしれません。



その直ぐ横にあった巨大なビル、てっきりオフィスビルだと思ってたんですが、
よく見るとショーウィンドーがある。
あ、これデパートか、と思って周囲を見るも看板とかはなく、
あの青い日よけにShinsegae という名前があるだけ。
シンセガエ…あ、これ新世界百貨店か。
日本語と発音、似てますね。

これは日本占領時代、ソウルの顔ともいえる巨大百貨店だった、
三越のソウル支店があった場所にできた百貨店。
しかし、旧三越ソウル支店、これ日本橋本店よりデカイ敷地では…。

とりあえずせっかく来たんだ、中を見てみますか。



…はい、もう結構です(笑)。

私なんかには縁もゆかりもない店だ、
と一瞬で理解できましたので、帰りましょう。


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