■南大門周辺部
どうやらここら辺りが南大門市場の限界点らしい。
前に見えてるのも何かの商業ビルなんですが、さすがにもういいや、
と見学はしてません。
そこから、奥の方になんだか由緒がありそうな建物が見えてる。
ちょっと行ってみますか。
韓国銀行の旧館でした。
日本の日本銀行と同じ、中央銀行の建物ですが、
現在は後ろの四角いビルに本部は移転しており、
この建物は文化財のような扱いで残されています。
ちなみに設計は日銀本館と同じ、辰野金吾だそうで、
すなわち日本占領時代の建物です。
そこら辺り、意外に気にせず使ってるんでしょうかね。
結果的にそうなっちゃった、という部分があるとはいえ、
二つの国の中央銀行の設計をやった人って、
世界中でこの人ぐらいかもしれません。
その直ぐ横にあった巨大なビル、てっきりオフィスビルだと思ってたんですが、
よく見るとショーウィンドーがある。
あ、これデパートか、と思って周囲を見るも看板とかはなく、
あの青い日よけにShinsegae という名前があるだけ。
シンセガエ…あ、これ新世界百貨店か。
日本語と発音、似てますね。
これは日本占領時代、ソウルの顔ともいえる巨大百貨店だった、
三越のソウル支店があった場所にできた百貨店。
しかし、旧三越ソウル支店、これ日本橋本店よりデカイ敷地では…。
とりあえずせっかく来たんだ、中を見てみますか。
…はい、もう結構です(笑)。
私なんかには縁もゆかりもない店だ、
と一瞬で理解できましたので、帰りましょう。
NEXT