■決して彼女を忘れない

という感じで今回のオマケ編だよ、ペロ君。

「え?何だ、あるの?」

あるともさ。
今回は小諸のアニメブームの影で、ひっそりと忘れ去られてしまった彼女、
小海線のぶりっとちゃんがテーマだ。

「…誰?」

ああ、ペロ君までもが!
2009年の旅行記でも紹介した彼女だよ。

「ああ、そういやそんなキャラも居たねえ…」

居たともさ。
2009年の時には駅構内の各所で見かけた彼女だったが…



今回は、この駅構内の片隅にあるポスターに、
まさに申し訳程度で載っていただけだっのだよ。

「色あせてるところからして、ずっと貼られっぱなしだっただけ?」

そんな気もするなあ。
流行りすたりは世の常とはいえ、あまりに気の毒だと思うわけだ。

「まあねえ」

そこで、せめてもの鎮魂として、一幅の絵を描いてみました。

「…はい?」



こんな感じに。

「…誰だよ、これ」

ぶりっとちゃんに決まってるだろうが。
腰のリボン以外、全て必要な記号はつけて置いたんだぞ。

「いや、頭身からして違うし」

あんまり頭がでかいと、その重さで肩がこりそうでなあ…。

「それにもっと華奢でしょ。ガタイ良すぎ」

あの頭の大きさで、あまりに首が細いと、
歩いてるだけで首が折れそうで怖くてなあ…。

「……」

………

「…あんた、この手の絵には向いてないよ」

…はい。


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