■横須賀に誰をよこすか



さて、とりあえず、朝の10時にJR横須賀駅に到着。
余裕だな、と思ったんですが、実は時間切れギリギリの戦いになってゆく、
というのはこの時は知る由もなく、ノンキに駅舎の写真とかを撮ってます。

余談ながら、おなじ軍港の街、佐世保と横須賀は雰囲気が似ており、
以前、横須賀で食べたラーメン屋を散々探しても見つからず、
潰れちゃったのか、と思ったら、そのラーメン屋に行ったのは佐世保だったと後で気が付きました。

そういや、佐世保の米軍基地も夜祭やってましたね。
地元出身の友人に連れて行ってもらったのですが、
何も聞いてなかったので、やけに外人の多い盆踊り会場だ、と思ってました(笑)。



で、JR駅を出て、5分も歩くともう海上自衛隊の基地入り口です。
横須賀線は、海軍基地のために造られた鉄道なのだなあ、と再認識。

そこでデーンと鎮座していた護衛艦の、ひゅうが(日向)。
あ、今回公開されるのはあれなのか。

ぼんやりと眺めてたんですが、ふと横にあるビルと比べて見て驚く。
あれま、3階建てのビルの屋上と、ほぼ変わらない高さに甲板がありますぜ(笑)。
という事は、より低い位置にある水面から見たら、
甲板の高さ確実に三階建てのビルを超えてるはず。
完全に空母じゃないですか(笑)。

艦橋に至っては、かるく6階建て前後の高さがあるような。
その巨体で、よく水の上に浮いてるもんだ(笑)

ちなみに、もらったパンフレットによれば基準排水量13500トン、となってますが、
ちょっと信じられない気がします、この数字(笑)。

ロンドンの小さな巡洋艦、HMSベルファストが排水量(Displacement)で約11500トンで、
全長.180m、全幅は約19mとなってます。
ひゅうがは、全長197mで全幅33m、全長はわずかな差ながら、
横は約1.5倍、さらに上部構造物はどう見ても倍以上の体積があります。
で、その公称トン数だと、差はわずかに2000トンという事に。

大戦中の排水量と自衛隊の基準排水量は計測方法が異なるのですが、
(おそらくベルファストは満載量-燃料、自衛隊は標準的な装備を積んだ状態)
それでも、13500トンは軽すぎるような気が。
外見からすると、少なくとも、20000トン以上あっても不思議はない感じです。

もっとも別に軍縮条約とかがあるわけでもなく、排水量をごまかす必要はないですから
近代の軍艦は軽量化技術が進んで、ほんとにこんなもののか、という気もしますが、うーん…。

しかしまあ、実際に目の前でみると、巨大ですよ、これ。
こんな巨大な建造物が税金で建造されて、海の上を自在に航海してるってんだから、
やっぱり21世紀と言うのはすごいんだな、と思ったり。



とりあえず、会場に急ぎますか。
アメリカ海軍基地よりは、ずっと狭いのですが、それでも結構歩くことになります。



その途中から見たひゅうが。
となりの建物と比べると、ホントにむちゃくちゃな大きさです。

あんなのが今度、新宿に遊びに行こう、とか考えたら、エライことになりますね。



途中で見かけたボート。
かつて戦艦などに積まれていた内火艇みたいな船です。

で、第二会場までこれで行ける、との看板があったので、
さっそく行ってみると、午前中の乗船券はもうなし、
11時40分から午後の分の配布をするから来てね、との事。

しょうがない、とりあえず、ある程度見学してからまた来ましょう。


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