間もなく、散歩中に飼い主を登って来るようになる。デイお嬢も同じような感じでしたが、グウ母ちゃん一家はこうなるのに数カ月はかかりましたから、やはりフレンドリーな子ですな。
と同時にイタズラも始める。
「このタブレット用のペンはけしからんですね。ボクが成敗しますですよ」
…やめてください。
ただし、なぜか他の子と違ってケーブル類をかじりません。デイお嬢もグウ母ちゃん一家も外に出始めてしばらくは目につくケーブル類を片っ端からカジって、飼い主に数千円を超える損害を与えたのですが、トクさんは未だに損失ゼロです。こういった面にも個性があると初めて知りました。
その後、デイお嬢の散歩中にトクさんの小屋を訪問できるようにして見る。お嬢、興味津々。ただしトクさんは無反応なんですが、逆に威嚇もしないのでやはり相性は悪く無いようです。
ちなみにこの写真から新型カメラ、LX100m2の撮影です。高速の小動物の動きを追うにはピントが合うのがやや遅いという弱点もあるのですが、室内でも十分に明るい写真が撮れるので、ペット撮影にもいいカメラでしょう。
間もなくデイお嬢が飼い主の脳に直接メッセージを叩き込んで来る。
「げっ歯目デグー科デグーは社会性を持った哺乳類で集団生活を基本とします。早くあの子をよこしなさい」
かしこまりました、お嬢。トクさんが来てからそろそろ一カ月、確かにもう十分な準備期間が過ぎたと思われますし。ちなみにオッサンの汚い脚が映り込んでしまったのはご容赦。
一見すると、普通にデイお嬢にオヤツを上げてるようですが、ここはトクさんのカゴです。もともとお嬢の小屋でもあったので躊躇なく振舞っている、というかグウ母ちゃんの時もこうでしたから、基本的に人の家で遠慮するタイプでは無いようです、お嬢。