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デイお嬢のお婿さんとして2019年6月に夕撃旅団に迎え入れられたのがトクさん。2019年1月生まれで入団時は生後5カ月、当家で生まれた以外のデグーとしては最年少の加入となった。女の子班の二匹を含めた七匹のお父さんであり、生後二か月で子供たちと同居を始めた時は面倒見のいい最高のお父ちゃんぶりを発揮した。ただし子供が成獣となった後は体当たりで弾き飛ばしてそのオヤツを奪っちゃったりするが。 体毛は茶色、平均体重は210g前後。我が家で最初のデグー本来の体毛色、茶色の子だった。いまでは見渡す限り茶色だらけですけどね。 ショップで購入された最初の個体であり、売れ残って特売品にされたところを採用されたため、トクさんと高貴な中にもコストパフォーマンスを感じさせる命名となった。ちなみにデグーは成体からでも十分に人に馴れるので、生後5か月くらいならなんの問題も無い。実際、トクさんは人懐っこい性格もあって速攻で飼い主に馴染んだ。 来団当初は紅顔の美少年という感じだったのだが、その後、どんどん大きくなった上に回し車大好きの肉弾派だったため、最終的に筋肉マッチョなたくましい兄貴に進化してしまった。食欲も旺盛。性格はややワガママヤンチャ系で、気に食わないことがあると大暴れする。このため、当初は息子二人、木曜、火曜と同居していたのだが、やや神経質な所がある火曜とは肌が合わず、同居から2年3カ月で大げんかして別居となる。当初はやや乱暴な所があるトクさんを単頭飼育にするかとも思ったのだが、寂しがり屋でもあるので断念。神経質な火曜の方が単独飼育となる。ちなみに残された木曜とは上手くやっている。 かなりの寂しがり屋で、デイお母さまの出産後、二か月ほど単身赴任を強いられたのだが、その間、寂しい、寂しいと飼い主に訴え続け、ストレス由来と思われるハゲが出来てしまった。この点、デイお母さまやグウ母ちゃんが単独飼育になっても全然平気だったのと対照的である。男の子だから、というのと同時にトクさんの性格もあるように見える。飼い主には懐いてるが意思の疎通が出来る、というところまでは至らず、人間よりもデグーが好き、という点を明確に表明してる子でもある。 一時、我が家では唯一、撫でまわしても嫌がらない子だったのだが、それも今ではダメになってしまった。またなぜか鋼鉄を敵対視しており、カゴの鉄柵から回し車まで齧りまくる。この点、そもそも齧るのが得意なようで、デイお母さまと別居中の孤独ストレスの中、僅か二日で巣箱を丸ごと齧って破壊してしまった事があり。 |
トクさんと同居して暮らす息子、木曜。幼少期は一番大柄だったので木曜の名を与えたが、今では金曜の方が大きくなってしまった。平均体重は240g前後。おっとりした性格で、とにかく食べる。そしてその食べる速度が速い。このため一緒にオヤツとなるトクさんがヒマ種1個食べる間に1.5個は食べてしまう。よって両者の数を調整するのが結構大変。 それだけ食欲旺盛なのに匂いに敏感。飼い主が石けんで手を洗ったり、逆に御菓子を食べた直後だったりとか、いつもとちょっとでも違う匂いを感じると、せっかくのオヤツでも受け取らずに去ってしまう。こういった時は床材に使っている木材を手でもんでから与えると「これなら安心ですよ」と受け取ってくれる。ただし稀にそれもでダメな事があるので、その場合は巣箱の上に置いておく。ただしそうすると横からトクさんが襲撃に来ることが多いので、これも問題が無くは無い。ちょっと気を使うタイプの子。 またこの子も夜中に突然大声で「キィッ」と大声で泣き出す事があり。数秒おきにこれを繰り返すので睡眠中だと叩き起こされる事になります。パニックになっている事が多いので、声を掛けてからヒマ種を与えると徐々に落ち着く。これをやるのは月曜とこの子が主で、だいたい月に一二回の頻度で発生します。理由は全く判らないのですが、常に寝てる時に始まるのでやはり怖い夢を見たんじゃないかなあ、と。 それ以外は大人しめ&飼い主とも一定の距離を保ちたい派で、写真の辺りが限界で手には絶対乗りませぬ。抱っこは平気ですが、これも3秒ルールの間のみです。ちなみに同居のトクさんとは体格が違うのと、その行動パターンが全く異なるのとで識別は容易。 |
とにかくビビリで神経質。平均体重は195g前後で、男の子の中では二番目に小柄。現在は単独飼育中。 人の都合なんて全く気にしないトクさんと反りが合わず、同居から2年3カ月で単独飼育に移行。トクさんと揉めた後は、比較的おっとりした木曜にもケンカを売っていたので、あまり集団生活に向かない個体なのかも。デグー、ホントに個性が豊かなので男の子でもこういった子が居るんでしょう。そして散歩もキライで、外に出っても直ぐに戻ってしまうほどのビビリです。 ただしグウ母ちゃんもそうでしたが、ビビリの子の方が飼い主には懐き、この子も抱っこ&撫でる耐性が高く、写真のようなオヤツタイムが可能です。ただし気に入らないとさっさとカゴに帰っちゃうこともありますが。ついでに写真でも判るようにちょっと右耳が折れており、これが畳まれたような状態になっていることも多いです。そしてお母さまと並ぶ回し車好きで、夜中に他の子が寝静まった後でも一人で回して遊んでます。夜中だと結構うるさいので、できれば遠慮して欲しいところですが…。 |
そして白バラの三兄弟(お腹が白いから)班の中からからまずは水曜。 平均体重は210g前後、三匹の中では中肉中背であり、性格的にも常識的かつ飼い主とは少し距離を置きたい派。まあ呼べば来るし、手を出せば乗って来ますが、オヤツは受け取った後、カゴの奥に持って行ってそこでゆっくり食べてます。あとオヤツクレクレ行動がちょっと変わっていて、写真のようにカゴの柵に掴まって踊るように鉄柵を齧る、同じくカゴの柵に張り付いてじっとこちらを見つめ続ける、といった行動を取ります。時には体をほぼ直角に近い角度に曲げて張り付きながら柵を齧っていることがあり。他の子は見せない行動なので、個性なんでしょうね。 お次は平均体重約180gと男の中では最も小柄な土曜。三匹同居の中で最も小さいため、オヤツに殺到する時はムギューといった感じに押しつぶされている事が多いのですが、見かけに反して血の気が多いので一歩下がって上から飛びかかる、といった事をやります。人懐っこい方で撫でるのも抱っこもある程度可能。ただし何故かオヤツを貰うたびに「ムギュギュル」といった感じで不平不満を表す鳴き方をします。オヤツをもらって文句を言うのはこの子だけですが、その理由は未だ不明。 ちなみに三兄弟でデグー団子を形成する時、なぜか一番下の土台にされてる事が多いです。 我が家の最重量級デグーで平均体重280g、同時に産まれた兄弟である土曜より1.5倍近い巨体。その巨体を活かしてオヤツの時の争奪戦では他を蹴散らして独占しようとする要注意デグー。この場合、飼い主が手を入れて行動を牽制します。こういったオヤツ奉行は飼い主の重要な仕事の一つとなっています。さらに自分のペレットを貰ってから、何度も戻って来て「拙者、ホントにオヤツ貰いましたかね?どこにも見えないんですが」的な行動を取る事も多し。じゃあその口に咥えているのは何だね、と言って頭を撫でると一度は引き返すが、大抵、もう何度か同じ事を繰り返します(笑)。これ、小っちゃいオヤツで口元に咥えているのが見えないと、こっちもまだ上げて無かったか、と騙される事があるので要注意。 性格的には人懐っこくて好奇心が旺盛とデイお母さまに一番似た個体かも知れませぬ。ヒョイヒョイ手に乗って来るし、抱っこも撫でるのもかなり耐性が高いです。 ちなみに白バラ三兄弟は体格も性格も全く違うので、デグー団子にでもなって無い限り、その識別はこれまた容易。 |