■胎動確認



それでまでは新入りのグーだけオヤツを減らすため、別々に与えていたのを一緒に戻す。
すると食べる、食べる。
来た時はそれほど食いしん坊ではなかったので、やはり妊娠かな、と思う。

ちなみに左がグーなんですが、こうやって体を縮めてご飯食べてる時は、それほどお腹が目立たなかったりもします。



まあ、それでも正面か見ると大迫力の体つきになりつつあり。
ただし冬毛で、さらにそれを寒くて膨らましてる、というのもありますが。



それでもまん丸ですな。
この子、鼻の周りだけちょっと毛の色が違うので、なんか昭和のマンガに出て来る
風呂敷背負ったヒゲのドロボーみたいだな、と思ったり。



その直後、1月2日ごろから、いままで先住のデイの専門だった巣作りをグーが手伝い始める。
それどころか主導権を奪ってしまって、巣箱の中をティッシュと布だらけにしてしまう。
あ、これは間違いなくこの子メスだし、妊娠してる、と確信する。

そうかあ、まあ、繁殖目的でオスとしてもらった子なので、それはそれでいいですが、
ちょっと予想外のパターンではありました。
それでも新しい命が産まれてくると判明すると、なんともワクワクします。



それから12日目の1月14日についに胎動を確認。
ちょっと判りにくいですが、お尻の辺りの毛が少し変になってる部分がもぞもぞ動いてます。
呼吸とはまったく異なる動きで、エイリアンか遊星からの物体Xが体中に居るんじゃないか、
という変な体表の動きなので、一目で判ります。

ちなみにこの日の体重は312g。
この後、数日、むしろ体重が減ってしまって飼い主を焦らせるのですが、
一週間後に同じ体重に戻り、最後はまた増加して330gで出産となりました。

ちなみにネットなどを見ると胎動が確認出来たら数日で出産、とあったのですが、
実際はここから約2週間、13日も掛かってしまってます。
どうも世の中の飼い主さんは、もっと早くから始まってる胎動に気が付いてないのではないか、
と不信感がつのり、以後、ネットの情報は一切信用しない事にしました。

なのでチリの自然史研究所の論文を中心にその生態を調べるようになったんですが、
その辺りに関しては、すでに「デグーの飼い方」として記事をまとめてますから、
興味のある方は、そっちも読んでみてください。



NEXT