デイお嬢の賢さの一部も紹介しておきましょう。

連中の大好物、ハムスター用のペレットは常にこれを与えていたので、速攻で袋を覚えてしまいました。匂いか色か、どちらかで覚えてるんだと思います。ただし一般にげっ歯目の色覚は弱いので、周波数の低い赤系の光線を認識できるかは微妙で、ひょっとして字を読んで覚えたのかもしれぬ、と考えております。

とりあえず、外に出るとまっしぐらにこれを目ざすお嬢。
「あらあらこれ、これですわ。ほら、飼い主、これですわよ、あらあらあら」



が、この日はカゴの掃除中であり、今与えてしまうとカゴに呼び戻す手段がなくなるのでお預け。別の場所に袋を移したのですが、あきらめずにこれを追いかけるお嬢。



「飼い主ー、これよ、これですわよー、か、い、ぬ、しー」



掃除終了後、他の場所で遊んでいたのに飛んで帰って来てカゴに飛び込むお嬢。
中に入るとペレットがもらえると知ってるからで、さっそくこれを受けとってゴキゲンでございます。

ちなみに以前紹介したように、冷蔵庫を開けるとオヤツだ!と飛んで来るのですが、以後、必ずカゴの中に戻ってから与えるようにしたため、冷蔵庫を開ける→走って来る→飼い主がピーナッツか大豆を取り出したのを確認する→ダッシュでカゴに戻って待ち構える、という滑らかな一連の動作を行うようになりました。さすがお嬢。

今のところ、こういった行動ができるのはお嬢だけで、トクさんがかろうじて冷蔵庫とカゴに戻る関連性を発見しつつあるところです。グウ母ちゃん一家は全くこの面では期待できませぬ。とりあえず今後はデイとトクさんの七匹の子供たちに期待、ですね。



トクさんもハムスター用ペレットは大好き。ただし硬いペレットをじっと食べ続ける、というのが江戸っ子気質の彼にはあわないのか、食事中にこれを埋めて回し車に遊びに行ってしまう事がありにけり。
こうなると当然デイお嬢が掘り出して食べてしまうため、後に戻って来たトクさんは「おやおや、ペレットが消えましたね。きっと足が生えて逃げたんですね」と考えて食べずに終わってしまいます。

当然、デイお嬢は食べ過ぎ、トクさんは食事不足になりますから、これを見かけると飼い主が掘り出して回収、遊び飽きた後のトクさんに再度与えてます。
「おやおや、もう一個くれるのですか、気前良いですね」と本人大喜びで飼い主の好感度も上がって悪くない作戦です。
 


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