■クロと尻尾
最後は一家全員が揃って日向ぼっこに。
冬は特にそうなのですが、なにせ固まるのが好きな生き物なのです、デグー。
ちなみにこんなデグー団子を造ってる事もありました。仲良し一家。
こういうのを見てると、なんとか全員面倒が見れんだろうか、と思い始めてしまう飼い主。
結局、この後1か月以上に渡って悩んだ末にクロとシマを里子に出すのですが、
未だにがんばれば全員、飼えたかもなあ、と思う事がありにけり。
でもって、この時期にクロの尻尾切断事件が起きます。
エサをやってる時に脱走を試みたクロを取り押さえたようとして尻尾を掴んでしまったんですが、
本人が全力で逃げたため、尻尾の先っぽの毛がすっぽり抜けてしまったのです。
飼い主、心臓が止まるほど驚いたんですが、みれば皮がむけただけで、尻尾本体は残ってる。
これならまた毛が生えて来るか…と思っていたのですが、数日後に皮がはがれた部分から切れてしまう。
写真の状態がそれで、先っぽの毛がふさふさしてる部分が無くなってます。
本人は食欲もあり、元気だったのですが、デグーの特徴的な尻尾を失ってしまった事になります。
この事件では飼い主的も精神的に凹んでしまいました。
気の毒なので、この子は居残り候補だったのですが、後に姉妹どころかお母ちゃんとのエサ争奪戦に
まったく勝てない事が判明、多頭飼いには厳しいと判断して、
以上の条件でもよい、という方の所に里子に出しました。
脱走癖のある子ですが、その分、頭もよかったデグーで、いなくなった後は結構さみしかったです。
やっぱり手元に残して置けば…と思ったりもしますが、里親先もやさしそうな飼い主さんだったので、
まあ、それなりに幸せだったかな、とも思ったりしてます。
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