■生後2週間までのデグー



前回、生後一週間目までの報告をお届けしたので、今回は2週間目までとします。
この時期から固形のエサを食べ始め、回し車にも興味を示し、
さらには隙あらば脱走し始める(笑)、というもっとも成長が感じられる時期ですね。

ではまず、生後10日目あたりの4姉妹の状況から。



まずはクロ。
一番大人しい子で、エサの争奪戦では常に敗北を喫してました。
さらにもっとも小柄な子で、その小柄な体を活かしてやがて脱走の常習犯となります(笑)…。

後に飼い主の不注意で尻尾の先端が切れてしまった子でもあり、
不憫なので当初は夕撃旅団残留候補だったのですが、
周囲の姉妹、さらにはお母さんにまでエサを奪われてしまう引っ込み思案ぶりに
多頭飼いの環境では厳しいと判断、最終的に里子に出されます。

一人暮らしの男性の家に行きましたが、元気で居てくれると思います。



そしてブチ。
この子は残留組で、デグー特捜課の構成員紹介の所で詳しく紹介してますから、ここでは省略。

ちなみに目の大きさに注目。
体の大きさに占める眼球の面積が極めて広く、成長するにつれてこれが小さくなる、
というか体が倍の大きさになっても眼球は僅かしか大きくならない、という感じですね。
最終的な体長は生まれた時から比べると6倍近くにまでなるのに、
目に関してはせいぜい3倍ではないか、という感じです。

この幼い状態、かわいらしい状態で目が大きい、というのは生物の特徴ですが、
日本語のマンガやアニメの表現における眼球の大きさを
生物の幼生的な、とする欧米の連中の解説は意外に的を得てる気がしてます。
(グレイ宇宙人のような眼球、とする連中もいるが)



こちらは出向組のシマ。

大人しく、常識的な子で、最後までシロとどっちを残留組するか迷った子。
あまりにビビリで残留が決定していたブチとやや相性が悪かったので、
最終的にこちらが出向となりました。

お子さんが3人いる動物好きの家庭に行きましたが、引き取りに来た
お母さんと息子さんが、一目見るなり可愛いと夢中になっていたので、
きっと新しい家で可愛がられてると思います。



シロ。
この子も残留組なので、ここでの紹介は無し。


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