■その飼育環境
では最後に、デグーを買うのに必要な飼育用具について見て置きましょう。
■カゴは当然必須ですね(笑)。 ハムスターに比べると極めて大型なのでカゴも大型のモノになります。ウチで使ってるのは定番のSANKO製のもので手前が W43.5×D50×H46cmの小動物用、奥が W82×D51×H52.5cmのフェレット用。 ウチでは現在一人住まいの先住デグーが手前のカゴ、お母さんと娘たちが奥のカゴに住んでます。テグーは運動量が多いので、手前のサイズがギリギリのもので、これでもちょっと狭いかも。 |
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■フェレット用の大型のカゴの意外な利点として、網の目が大きい、というのがあります。このため指を突っ込んで、カゴの外から撫でる事ができるのです。その代わり赤ちゃんデグーなどは脱走可能となってしまい要注意ですが。 デグーは低木林に住むためか一定の高い場所を好みますが、よく落下するため、あまりカゴの高さは要りません。高さは40pもあれば十分でそこにこういった足場を造ってやると喜びます。大きな木の板の他、100円ショップのこういった金属製網のものも使えます。ただし網に足を挟んでケガをしそうになったことがあるので必ず敷物を詰めてるようにしてます。 |
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■巣箱はあった方がいいですが、出産、育児を別にすると意外に使ってません。寒い冬場は夜はもちろん昼寝でも中に入ってるので必須ですが、夏場などはほとんど中に入らないのです。さらに先住の場合、そもそも巣箱に入って生活するようになるまで2が月近くかかりました。ただ一度気に入ると、自分でどんどん巣材を運び込んで快適空間を創り上げてしまいます。 |
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■なので散歩中にティッシュペーパーを発見するとこれを襲撃して次々と持ち去ります。ハムスターもこれをやったので、げっ歯目の本能なんでしょうか。ただしこれだけでは巣材として貧弱なので古いタオルなどを切り刻んで与えてください。適当な大きさにしておけば、後は自分で噛みちぎって調整します。 |
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■こんな感じに。 ちなみにこういった巣作りを妊娠の兆候とする説明をよく見ますが、どうもそれは間違いで、妊娠して無かった先住もやりましたし、お母さんも子供たちに授乳しなくなった後からも熱心に何度か巣作りをやってました。さらには生後3週間の子供達までこれをやってたので、メスの本能なのかもしれません。と言ってもウチにはオスのデグーが居ないのでそっちはよく判らんのですが…。 |
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■そして回し車はデグーにとって至高の存在であり、連中はこれを回すために生まれてきたと言っても過言ではありません。今のところ、私が見て来た6匹のデグー全てが回し車が好きでしたから、例外は無いと言っていいです。 よってこれを与えないのは動物虐待に等しい行為となりますから要注意。 ウチで使ってるメタルサイレント25pは壁にかけても使えるのですが、地面に置くより高い位置に置いた方が喜んで遊びます。ただしカゴ全体が共鳴してやかましくなりますが、まあ、夜間は遊ばないのでそこはガマン。 ちなみに連中は回し車で走りながらフンをするという器用な生き物で、回し車がフン飛ばし遠心加速器となって、巣箱の外1m近くまでそれを弾き飛ばす事があります… |