とにかくビビりで、飼い主を見るだけで「飼い主!殺される!助けて!」とパニックなって悲鳴を上げながらカゴの中を逃げ回っていたグウ母ちゃんも今では飼い主のフトコロに入ってオヤツをもらうまでになりましたしね。
ただしこれ、自分から入るわけではなく、ムンズと捕まえてフトコロに放り込むと、「やれやれ何するのよ、この飼い主は」と顔を出してくるので、そこにすかさずオヤツを手に乗せえて与えてます。今は亡き、シロとブチもこれができたのですが、デイお母さまとトクさんは断固拒否、その二匹の子供たちの適性はこれから調べる事になります。
もう一匹位、これが可能な子が出てくると飼い主としては嬉しいんですけどね。
冬の終わりごろからハイビスカスの若葉が出てくるのですが、デイお母さまはこれが大好物。
油断すると大きな枝を丸ごと根元から齧り落としてしまうので要注意です。ハイビスカスに悪影響が無い範囲である程度、好きにはさせてますが。
お母さま、齧り落とすだけやって、飽きて帰ってしまったので、もったいないから娘たちに与えてみる。すると奪い合いになるほど好評で、やはりデグーとハイビスカスは相性がいいのだなあ、と思う。
ちなみに昨年の夏に井の頭動物公園で我が身に起きた惨劇「ニホンリス集団ぺろぺろ事件」
によって、雑食のリスですらナトリウムが不足するのだ、と気が付いた飼い主は、草食性のデグーに塩を与えて無かった事に気が付き、死ぬほど慌てました。
当たり前ですが、植物の根元に塩をまくと、枯れます。デグーのエサになるような植物は全てそうですから、当然、それらの牧草、ヒマ種、大豆等に塩分、塩化ナトリウムはほとんど含まれません。すなわち生物に必須のナトリウムが摂れ無いのです。野生の草食動物も同じ問題を抱えてますが、土や泥からこれを摂取する、という手があります。ところがカゴで飼育してるデグーにそれは無理です。
いやでも既に三年以上、元気にやってるが…と考えてみて、ああそうか、ペレットだと気が付きました。我が家ではデグー用、ハムスター用のペレットを与えてますが、これに塩分が入っていたのです。いやもう、牧草とヒマ種と大豆とピーナッツだけで飼育するとか馬鹿なことをやらなくて良かったと心底思いました。
この点、肉食の動物はエサとなる生き物の持つナトリウムをそのまま頂けてしまうので比較的問題は少ないんですけどね。
とりあえず、デグーに必要が塩分量が判らないものの、現在まで元気にやってる以上、当面はペレットによる塩分摂取に頼るつもりです。
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