デグーの本能として、もう一つ、巣を作りたがる、と言うのがあります。
ティッシュや新聞紙などを与えると、こうやってカゴの隅に集めて寝床を造り始めます。それらが無いと、食べ残しの牧草で造り始めます。
この寝床、夏場はカゴを掃除する時に捨ててしまって構いませんが、秋から春にかけてはこれを利用して巣を造らせる必要があります。
デグーが寝床を造り始めた所に土台となる箱を置いてやり、さらにティッシュや布切れを与えると、こういった感じに巣を創り上げます。夏場のデグーは巣をほとんど利用しませんが、寒い冬場は昼も夜も寝る時はこれに潜りこんでる事が多いです。
デグーは寒さには弱く、冬は苦手だと思って下さい。室温10度を切ると、明らかに寒がって毛を膨らまして丸くなり、動きも鈍ります。多頭飼いの場合、身を寄せ合って暖を取りますが、剥き出しの巣箱では限界がありますし、使い捨てカイロなどを入れると齧って中を出してしまう、電熱器などもコードを齧って危険なので使えず、かといって24時間室温を20度以上に維持するのも非現実的です。よって冬場に暖かい巣は絶対必要なものの一つと思ってください。
我が家の場合、連中が造った巣の上にこういった布を張ってテント状態にし、そこで暖を取れるようにしてます。
連中もこれが気に入って、猫がコタツに入るように、寒いときはこの中に入って暖を取ってます。
が、困ったことに、デグーはフカフカの場所が好きと言う習性があります。我が家ではやってませんが、ハンモックを造ってやると喜んでそこに入るのはそのためです。
よって、このテントも「わあ、フワフワじゃん」とやたらと上に乗ってきます。写真はもらったオヤツをゴキゲンで食べてるシロ。この結果、せっかく張った布がずり落ちてしまい、何度も張り直しとなって飼い主の負担が増えます…。
そのままにしとくと夜に下に潜り込めず、この上に乗った寒い状態で寝る事になりますから要注意なのです。
困ったことに本当に連中はテントの上が好きで、グウ母ちゃんなどもスキがあれば、この上に乗ってます。ヘビー級のこの子にやられると、一発で布はズレ落ちてしまうのに…。
ついでに写真右には巣に新しいティッシュを運び込もうとしてるのに、なぜか中に入れなくてパニックになってるシロが見えてます…
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