さて、デグーのもう一つの生きがいオヤツを手に入れるには飼い主を上手く利用する必要があります。
このため、連中はそのねだり方にもさまざまな個性を発揮します。その辺りをまずグウ母ちゃん一家から見て行きましょう。
最初はとりあえず一番大人しいシロ。とにかく鉄柵に貼りついてじっと飼い主を見つめる、が彼女の得意技。
ちなみに我が家で与えるオヤツは糖質の少ないヒマ種、乾燥大豆、ピーナッツが主で、ヒマ種は毎日10粒前後、大豆は一つぶを一日おき、ピーナッツは半カケを大豆と交代で一日おき、という感じで与えてます。
これらのオヤツは必ず手から食べさせて飼い主に慣らすほか、カゴの中で与えることで脱走したり散歩からなかなか帰らなかったりした時でも、カゴに帰れば美味しいものもらえる、と思い出させ、自分から戻るようにさせる事も可能です。
ついでに抱っこが嫌いなデグーもさっと抱えて暴れる前にオヤツを与えると、抱っこされればオヤツがもらえる、いやな事じゃない、と学習してくれます。まあ、それでも抱っこが嫌いな子は嫌いなままなんですが、ひょいと抱えてもパニックにならないようにしておいた方がいいので、これはやっておいて損は無いです。ただし、いずれも学習には数カ月がかかりますが。
また、元気や食欲が無い時の特別支給として、レーズンを半粒だけ与えることもあり。糖尿病になりやすく糖質厳禁のデグーですが、少量ならすぐ血糖値が回復する事が実験で確認されてるので、体重が落ちてる時などごくまれに与えてます。ちなみにデグーはその食べてはいけない甘いものが大好きなので、大喜びするからと言って与え過ぎは要注意です。
とりあえず、これでほぼ大きな体重変化なしで元気にやってますから、問題はないはず。
後はオヤツとは別に、デグー用ペレット、ハムスター用ペレット(フィードワンのハードタイプ。ただし一日おき)も。本来、ハムスターとは食性が違うのですが、なぜか我が家に来るデグーは全員がこれが大好きで、栄養のバランスも悪くないので一日おきに与えてます。
…とにかく見つめます。飼い主的には結構、精神的に追い詰められるものがあり、要注意です。
グウ母ちゃんも基本は見つめる派ですが、もう少し行動力があり。
こんな風に柵を登って訴えます。が、とにかく貼りついてるだけで、特に何もしません。
ついでにデグーを飼ってる方なら判るかもしれませんが、縦に伸びた母ちゃんの巨大さが見て取れます。270gという異常な体重は太り過ぎではなく、基本的に体格が通常のデグーとは違うのです。その巨体を持ちながら、ビビリで人見知り、という辺りが不思議と言えば不思議。
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