■夕撃旅団げっ歯目特捜最前線北東へ



西暦2017年12月2日、冬の快晴の下、夕撃旅団は関東平野を一路北東へ進撃していた。
彼方に見えるは筑波の山、進撃の目的はただ一つ、夕撃旅団構成団員第四号、デグーオスの収容である。
任意行動団体 夕撃旅団における全構成団員は現在、人類1名、げっ歯目2匹となっているが、
ここにさらなるげっ歯目が本日加入を認められたのだ。
すなわち、多数決を取ったら人類惨敗の集団となるわけである。困ったね。



というわけでこれが夕撃旅団構成団員四号、デグーのオスでございます。
完全にビビッており、目が死んでますね。

夕撃旅団参謀本部到着後10分経ってもピクリとも動かず、ホントに死んだ?と筆者を狼狽させるビビリっぷり。
臆病な子、と引き取り先の方から聞いてはいましたが、ここまでとは予想外。
先住デグーが遠慮とかビビるとか、そういったのとは全く無縁だったので、
てっきりデグーってのはそういった生き物だと思い込んでただけに、ちょっと驚き。
ちなみにげっ歯目三号生、最先任げっ歯目のシロネズミは地下で拾ったもの、
二号生のデグーは知人から頼まれて引き受けたものなのに対し、
このデグー2号は私自らが望んで引き受けた最初のげっ歯目となります。
ネットでオスのデグーの引き取り手を探してる人に連絡を入れ、引き取らせてもらう事にしたものです。
すなわち、よりによって初めて私から望んだ新入りが、歴代最強のビビりなのでした…。

しかし新しい飼い主はいろいろアレだし、先住デグーは遠慮なんて概念は全く知らず、
さらに最先任のシロネズミは近づく哺乳類全てに対してケンカ上等、というこの環境で、
はたしてこの子は生きて行けるのか、と少し不安になる。

まあ、結果から言ってしまえば、それから一カ月経った今では必要以上に馴染んでしまって、
太り過ぎと甘えすぎで逆に問題を抱えつつあるんですがね。
この段階では、コイツも不安なら飼い主も不安というファンファン状態でした。



正面から見るとこんな顔。
愛嬌あるじゃないの。ちなみにこれ、緊張で膨らんだ状態です。本気でビビってます。



が、そんなのはお構いなしに、早くも興味深々の先住デグーさん(画面下)。
プラスチックケースで臭いはしないし、草を敷いてあるので下からも見えないはずなんですが、
籠の上に置いた瞬間から超反応でした。
何か人類には判らない識別手段でもあるんでしょうか。

ちなみに先住デグー、特に名前は無く、呼ぶときはデグーと呼んでたんですが、ちょっと言いにくいので、
いつの間にか「デー」とだけ呼ぶように。よって本日よりそれを正式名称とします。
当然、新しく来た方は「グー」ですな。


NEXT