■デグーに愛はあるか
さて、デグーはどこまで懐くのか。
ペットとしてどうなのか、を2カ月の飼育から考えて見ます。
ウチのは生後1年3カ月と完全に成獣になってからの引き取りでした。
なので赤ん坊の段階からの飼育とはいろいろ条件が違うと思われます。
ちなみにカゴは引き取りが急に決まったため、間に合わせで用意したもので、
引き取り三日後にはある程度ちゃんとしたものに変えてますから、ご安心を。
写真は、引き取り後二日目の状態。
人は怖がらない、手からエサを受け取る、ただし人の手には乗らない、手の上のエサも食べない、
撫でようとすると速攻で逃げ出す、という状態でした。
デグーとしては極めて小さい150gの体重と合わせて考えると、
前の飼い主の人(直接会ってない)は、ある程度は面倒を見ていたし、愛情もあったと思われますが、
完全に懐くまで可愛がっては居なかった、という感じを受けました。
こんな感じでエサを取ったら別の場所で食べてます。
が、その翌日、あっさり手の上でもエサを食べるように。
もしかしたら生活環境が変わって緊張してただけかも。
この後は、1週間後くらいには肩まで登ってくるようになり、
さらに1か月以上かかりましたが、エサで釣って教育した結果、呼べば来るようにもなりました。
(ただし時々無視するが)
人間に対する恐怖心が無ければ、人に慣れるのは早いですね。
ただし、懐いたな、という感じになるまではここから1か月以上かかり、
それまでは常に微妙に緊張してるのが感じられました。
犬のようにすぐ懐いてしまう、という動物ではありませぬ。やはり時間はかかります。
その間、巣箱の上で警戒態勢でしか寝ないという変な習性もありました。
巣箱の中にも入らなければ、横にもならない、という感じで、あれで寝れてるのか、と心配になる感じだったのです。
結局、巣箱の中に入ってちゃんと寝るようになるまで1カ月近くもかかりました。
その辺りの警戒心は強い生き物なのかもしれません。
ただし、触られるのが嫌い、というのは全然変わらずで、こうやって少し触るとすぐに逃げ出してしまいます。
最近はもう少し撫でれるようになってますが、3秒くらいで逃げ出しますし、
機嫌が悪いと前脚で、よせよ、という感じに飼い主の手を払いのけます(笑)。
それでも愛情をかけた分は、キチンと愛情で返す生き物で、
最近は部屋で遊んでいても、時々は飼い主の所に来て、しばらく膝の上で毛づくろいしてたりします。
ついでに妙な習性として、「ホホホ、私、脱走しましてよ」という感じに、脱走すると報告に来ます(笑)。
机に座ってると突然、足元から胸のあたりまで駆け上って来たり、
寝てるときは手の上に乗って来るので、それで目が覚めます。
どうも外に出るとオヤツがもらえる、と覚えてるらしく、その催促のようですが、
飼い主としては、あれま、カワイイとこあるじゃないの、と思う所でもありますね。
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