オッパイが済んで、疲れたお母さまが寝てしまったスキを見て脱走する子。おそらく先ほどのと同じ子です。
が、お母さま、速攻でこれに気が付く。赤ちゃんもお母さまが見えるとそちらに走り寄るので、不安ではあるようです。目は半開き、という感じなんですが、ある程度は見えてるようですね。少なくとも動くモノには反応出来てました。
それでも巣箱の入り口が判らずウロウロしてるので、お母さんがお尻を加えて…
中に引きづり込んで強制回収となりました。デグー、通常は猫と同じように首の後ろをくわえるのですが、お尻をくわえちゃうことも結構あります。
「フフフ、今回はこれまでのようでちゅね」
という感じで、また次回。
最後に、デイお母さまの体重グラフを。交尾を確認した直後からの体重変化で、日数の幅が必ずしも等間隔でないのはご容赦。ただし一日くらいならそこまで体重は動かないので誤差で収まると思います。
グラフにして初めて気が付いたのですが、交尾後からすでに体重増加が始まっています。これはちょっと意外。ただし赤ちゃんの増加なのか、妊娠で食欲が増えて太ったのかは判断がつきませぬ。
そして3月3日ごろまで、すなわち妊娠から45日前後、出産までの中間点までは必ずしも単純に体重が増加するわけでは無く、たまに減ってるのも興味深い所です。
そしてその中間点を超えたあたりから急激に体重が増え始め、ほぼ出産一カ月前の3月19日からはさらに急激な増加を始めます。両者は単純な一次関数に近い直線の増加を見せており
3月3日から月17日までは 体重(X)=2.7g×日数(Y)
3月17日から4月6日までは 体重(X)=3g×日数(Y)
という単純な関係がほぼ成立しています。途中で増加が加速するものの指数関数的な爆発的増加ではなく、一次関数の係数が大きくなるタイプの増加、というのがちょっと興味深いところです。
最終段階の数日は体重増加が鈍ったり、急に再開したりした後、出産となりました。グウ母ちゃんの時はここまで6日ごとのデータだったので、こういったデータが無く、ちょッと驚いた点です。
最後にドカンと体重が落ちてるのは、当然出産後だからで、出産直前が312g(12時間前)、直後が207g(1時間後)で、その差は105g、産まれて来たのは8匹(1匹は死産)ですから1匹あたり13g前後とグウ母ちゃんの時より少し小さいです。
これが数が多かったからなのか、グウ母ちゃんに比べてデイは小柄なので、子供も小柄だからなのかは判断がつかず。それでもとりあえず1匹15g前後で計算すれは産まれて来る子供の数はほぼ予想できるようです。
ちなみに、これは胎盤を含まない重量ですから、赤ちゃん自身は、もう少し軽くなっています。
といった感じで出産編は終了です。
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