翌朝、7時ごろにカゴを覗くと、お嬢はすでに起きていてもぞもぞしてる。声は一切しない。
はらはらしながらしばらく見てると、急にデイお嬢が体を起こして、なにか食べてる。血が見えて一瞬、流産の時の事を思い出してドキリとするが、いや、今回は子供があんなに小さいはずが無い、あれは胎盤を食べてるので、子供が無事生まれた証拠だと考える。が、それでも全然声がしないので、飼い主は不安でしょうがない。
しばらく経って、またデイお嬢が体を動かすと、おお、尻尾が見える。しかも動いてる!写真では判りにくいですが、二本の尻尾が見えていて、どちらも動いてる、よかった、少なくとも無事に生まれた子供がいると思うと、とてもうれしくなる。
ついでに出血が多いのがちょっと気になる。グウ母ちゃんの時は出産終了後、巣箱の中にほとんど血痕が残ってない、わずかに汚れていただけだったので、再びちょっと不安に。結論から言えば、何の問題も無く、母子ともに元気に出産を終えたので、数が多い(グウ母ちゃんの時の倍)、そしてやや高齢の初産だった(3歳11か月)、といった辺りが原因だったのかもしれませぬ。
間もなく一匹が顔を見せる。おお元気じゃのう、と嬉しくなる。
すぐにデイが覆いかぶさってしまって見えなくなる。同時に、この段階を持ってデイお嬢をデイお母さまにジョブチェンジとする。
朝8時30分ごろ、全ての戦いを終えて姿を現したデイお母さま。飼い主も何の役にも立たないながら、ずっと貼りついてたので、お互いやれやれ終わったわね、という感じで見つめあう(笑)。
私が観察を始めた7時ごろに第一子が産まれたと思われるので、約1時間半の出産でした。さて、何匹生れ、そして皆元気なのか気になる所ですが…
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