なぜか赤ちゃんを追い出して、計測用のマスの上に乗ってしまう。…何してるんですか、お母さま…。
そこでオヤツを要求するので、ヒマ種を差し上げる。前回も少し書きましたが、出産一週間目から体重が急減してしまったお母さま、この段階でもまだ平均より5ｇ前後まだ軽い。子育ては体力なのだなあ、と思う。お疲れ様です、お母さま。
そんなストレスを抱えたお母さまのために、コロナの非常事態宣言で家に居た飼い主は、可能な限り彼女を外に散歩に出してました。
お母さま不在の中、以前に比べると外で遊ぶようになった赤ちゃんを眺めてると、大変に幸せです。
で、少し撫でさせてもらおう、と追って手を入れたら…なんと向こうからワラワラと集まって来る、そして手にしがみつく。
デグーと暮らし始めて3年で、こんな体験は初めてだったため、感動と興奮で固まる飼い主。
最終的には全員が集まって来て、飼い主の手に乗ったりして遊び始める。感涙。かつて私に、これほどの好意を示してくれた生命体があったろうかと思う。
撮影後にはカメラを放り出して両手を入れると、全員がその手のカゴに乗って来て、毛づくろいしたりじゃれたりして、最後は手の上で寝てしまう。おかげで30分以上、この姿勢で動けなくなりましたが、そんな事どうでもいいくらいの幸福感。その間、なぜか知らんが飼い主が動けなくなったのを見て取ったデイお母さまは、ヒマ種の袋に潜り込んで食べ放題モードに入るなど、いつもなら怒られる事を全部遂行して大歓喜、皆が幸せな30分でございました。
この瞬間に死神が遊びに来て、もう満足したから、命もらっていい？とか聞かれたら、笑顔で頷いてしまったと思います。