デグーの居る生活2023

2017年8月に栄えある夕撃旅団名誉隊員としてデイお嬢が入団(階級は当時のもの)、以後、夕撃旅団内でジワジワとデグーたちがその影響を強め、現在では10匹のデグーが居ます。ここではその現状を一度、確認して置きましょう。



デグー島と呼ばれる居住区。多頭飼いの子たちは全てフェレット用の大型飼育籠、幅74.3×奥50×高44.5cmに収容されています。重さも巣箱などを併せると軽く6kgを超えるため、カゴの掃除は事実上の肉体労働。この一角を掃除するための移動もまた一苦労です。それでも運動量が多く、ストレスに弱いデグーの多頭飼いをするならこの大きさが最低限でしょう。ついでに飼い主が居なくなったところで何の問題も感じないけど回し車が無くなったら生きて行けない、という生き物がデグーですから、これの複数設置もまた必須となります。

ちなみに左上がトクさん&木曜親子、左下が水曜、金曜、土曜三兄弟、右上が男の子唯一の単独飼育である火曜、右下がデイお母さま、日曜、月曜の女の子班のカゴ。なんか散らかって見えますが、これでも朝に掃除した日の午後の状態です。理由は不明ながら、産まれ持った本能によりデグーは床の木材を周囲に巻き散らすのです。この点はそういったものだと諦めるしか無いでしょう。



でもって実はそれで全部ではありませぬ。女の子で唯一の単独飼育であるグウ母ちゃんは他の子の側に置くと興奮して大騒ぎする事があるので、離れた場所で別に暮らしております。

これだけ居るとデグーの中で生活させていただいてる、という感じになって来ます。実際、その世話は大変で、休日のかなりの時間をその世話に取られます。それでも平気、と思わされてしまうのがデグーの可愛さの破壊力でしょうね。カゴの掃除中に外に出た時などに、飼い主の元に走り寄って来て「さあ、オヤツ寄こすですよ」と甘えられたりすると逆らう事は不可能です。ついでに偶に飼い主の不手際で戸が完全に閉まっておらず、脱走が成功してしまう事があるんですが、この時も全員で飼い主のとこに走って来て「脱走に成功しました。オヤツ寄こせ」とか言われ、やはり飼い主はメロメロです。

ただし数では人間が圧倒的に少数ですから(10:1)、間接、直接いずれの民主主義も夕撃旅団では採用されておらず、管理人による独裁体制が続いています。  なにしろ多数決では勝ち目が無い上に基本的に頭の悪い連中ですから、「採決を取るのですわ。議案36号、飼い主の給与を全額ヒマ種購入に充てる、に賛成のデグーは挙手なのですわ」「賛成ですよ」「賛成ですよ」「では全会一致で、今後、飼い主の給与は全額ヒマ種購入に充てられる事に決しますですわ」といった事態になりかねません。

当然、飼い主の生活は破綻し、その破綻はデグーたちの生活も巻き込む典型的な愚衆政治となります。よって政治形態としては不完全である民主主義を当家ではとらず、飼い主による独裁としています。実際、独裁はその速度、ブレの無さ等でもっとも優れた政治形態の一つです。問題はその独裁をやる人間が馬鹿で頭がオカシイ場合がとても多い、という点であり、これは独裁構造とはまた別の問題です。ただしこの点、例外はカエサル、アウグストス、当たりを引いた時のアメリカの大統領制(私の知る範囲ではF.ルーズベルト、トルーマン、レーガンの三人だけだが)くらいですから、まあ人類社会に置いては独裁はおススメは出来ないんですけどね。


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