アウグスブルグ | 1944年1月14日 |
Me109G-1 シリアル不明 | DB605(A?) エンジン |
◆武装:20mm×1門 7.92mm×2 | |
◆機体重量:3.05t (6724lb) | |
◆ブースト圧不明 | オクタン価不明 |
最高速度 | 630km/h(391.5mph) 6600m(21654t.) |
3000m(9843ft.)での最高速度 | 567km/h(352.3mph) |
6000m(19685ft.)での最高速度 | 612km/h(380.3mph) |
実用限界高度 | 11700m(38386ft.) |
上昇力 | |
3000m(9843ft.)まで | 3分 |
5000m(16404ft.)まで | 4.8分 |
6000m(19685ft.)まで | 5.6分 |
最高速は5分制限の緊急戦闘出力による | |
ボスコムダウン | 1942年10月22日 |
F Mk.IX C(通常型) シリアルB.F.274 | マーリン61 |
◆武装:20mm×2門のみ(テスト用) | |
◆機体重量3.39t(7480lb) | |
◆吸気圧(boost pressure)最大15.2 | オクタン価不明 |
最高速度 | 649km/h(403mph) 8352m(27400ft.) |
3048m(10000ft.)での最高速度 | 574km/h(356.5mph) |
6096m(20000ft.)での最高速度 | 612km/h(380mph) |
実用限界高度 | 12830m(42100ft.) |
上昇力 | |
3048m(10000ft.)まで | 3.1分 |
4572m(15000ft.)まで | 4.7分 |
6096m(20000ft.)まで | 6.5分 |
意外な点が二つ。
Me109G1、重量的には3tを超えていて、これはスピットのMk.V(5)よりも重い。
小型で軽快、という印象があったが、そうでもない感じだ。
この重量であの主翼の翼面積では、つらいぞ…。
そのせいかも知れないが、上昇力が、スピットとさして変わらないのも目を引く。
上下方向、垂直方向での機動がMe109のキモだと思っていたのだが、
どうもそうとは言い切れないようだ。
無論、緊急時のズーム上昇などでは話が変わってくるが、
そこら辺のデータはないので、まあ、なんとも言えないところ。
こうして見ると、速度的にはややスピット有利、上昇力では15000フィートまで互角、
そこからはMe109G1が有利、という感じになる。
ちなみにスピットはMk.V(5)の途中から急降下でマイナスGがかかっても、
キャブレターがつまらないようになっており、
この段階では完全に、急降下ドンと来いになっている。
前回載せたように水平面での運動はスピット圧勝なのだから、
その上この数字では、G1、やや苦戦を強いられることになりそうだ。
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