斜め下から。
主翼付け根の後ろが、思い切りめくれてるのに注目。
この機体、貴重なA1型、というのに加えて、アンテナ類がキチンと残ってる、という点でもありがたい機体で、
主翼のあたりの胴体下に、無線用のアンテナが飛び出してるのがわかります。
後方に元気に噴出するジェットエンジンを背中に積み込んでしまった関係で、
機体の上にアンテナ線を張ることができず、機体下面にそれをつけてます。
ただし、実際にアンテナ線を張ってる写真を見たことがなく、
どっちに向けてアンテナ線を延ばしてたのかよくわからず。
普通に考えると後ろじゃないかなあ、と思うんですが。
アンテナ線がない、米軍のようなVHF波長の無線アンテナ、と言う可能性もありますが、
ドイツの高周波技術はかなり遅れてましたから、その可能性は低いでしょう。
Me262なども、アンテナ線をはってましたしね。
下側から。
よく見るとエンジンポッドの上に、丸いループアンテナがあるのがわかるでしょうか。
これがHe162のアンテナ、その2で方位測定の用のアンテナです。
これも搭載する場所がなく、あんなとこに付ける事になったんでしょうね…。
ちょっと角度を変えて。
今見ても、独特なフォルムではあります。
斜め前から。
猫背のエンジンポッドの形状と主翼によって、コクピットから後方の視界はほとんどない、
というのが理解できるかと。
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