最後はエンジン周辺を。
この下に爆弾か増加燃料タンク（増槽）が付けられたはずなんですが、
何かフタのようなものが見えてる部分が取付部でしょうか。
ちなみに試作のV型では、この下にも着陸用のソリが付いてました。

エンジンの中心部、ノーズコーンに穴が開いてますが、
Ju-004エンジンは始動用にリーデル社製
10馬力2サイクル2気筒エンジンをあの中に積んでいたため、その空気取入口。
その口に円盤状の板が横向きについてるのですが、
これはそのエンジンの始動用取手。

ただし通常は電動モーターで2サイクルエンジンを始動したようで、
この取手は電源車がない場合などの非常用みたいです。
ちなみに専用のガソリンとオイルのタンクが
エンジンポッドの中にありました。



反対側のエンジンを少し斜め前から。
よく見るとエンジンのノーズコーン横にも穴が開いてますが、
例の2サイクルエンジンの排気口です。
こうして見ると、エンジンポッド、やはり結構な角度でケツが下がってますね。

そのエンジンポッドの左上に飛び出してる穴は
冷却用の空気取入口だと思いますが詳細不明。
これはMe262にもありますが、位置は左右反対で、同じエンジンでも、
ポッド部分の構造は微妙に異なるようです。




展示の前に貼ってあったコクピット内部のパノラマ画像。
あまり判りやすいものではないような気がしますが（笑）、
とりあえず、正面下中央、足で挟む位置に見えてるのが
水平爆撃用の自動照準器、例のLotfernrohr 7の本体。

その右上、天井からぶら下がってるのが、潜望鏡の接眼部で、
緩降下爆撃のときはこれを覗きながら操縦もやったわけで、
スターウォーズのXウィング戦闘機みたいだと思ったり。

といった、ところで手持ちの写真は終了となります。


■BACK /航空機TOPページへ