■さあ、絵にするのだ
さて、なんとなく形にはなりましたが、
さすがにこれだけでは表紙にできないので、
イロイロ考える事になります。
今回は、何も構図を考えてなかったパターンなので、
とりあえず後から床らしきものを追加します。
…といっても、線を3本引いただけですが、まあ、床に見えるでしょう。
ホントは階段の上に立たせようと思ったんですが、
思ったほど面白くなかったのと、その割には作業が大変なのとで、
それはやめにします。
さて、これで終わりにしたら、普通怒られるので、さらに一工夫。
現状、床と人物の2枚の階層(レイヤー)があるのですが、
その間にもう一枚階層(レイヤー)を挟んで、ここにグラデーションを塗り、
例の乗算処理で重ねるとこうなります。
が、まだ怒られそうだな、これだと(笑)。
ここで楽をすることに関しては努力を惜しまない管理人は、
自分の撮った写真から、空と雲のものを引っ張り出してきます。
とりあえずこんなのを。
この段階で、天地を逆転させ、空の部分だけを切り取ってます。
でもって、写真の明るさの数値を上げて、
雲の白い部分をほとんどトバしてしまったら、準備完了。
それをまた階層(レイヤー)にして乗算で重ねると、
こんな感じになるのです。
まあ、これなら怒られまい。
となると、上から空が映り込んでる感じだから、
人物にも強めの影をつけておきます。
これは選択ツールでなんとなく人の影っぽい形を作り、
その部分を強い灰色で塗りつぶし(後で同じ手法を見せます)、
空と床のグラデーションの上から乗算で重ねてます。
ついでに影の頭部分にグラーデーションを使って
奥の方が少し薄くなる、という小細工もやってるので、
せっかくだから、見といてください(笑)。
さらについでに、バランス的にど真ん中構図を避けたかったのと、
タイトル文字を入れる都合から、人物を左端によせました。
こういったのが簡単にできるのがパソコンお絵かきのありがたいところ。
もっとも、遠距離からの全身像だからできる芸当で、
近距離からの上半身アップとかだと
背景と奥行き(パース)がズレてしまい、こんな事はできません。
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