人工衛星は深夜には決して見えない。
自ら発光せず、太陽光を反射する事で視認されるから、地球の影に入ってしまう夜間の空だと全く見えなくなるからだ。例外が日没&日の出後二時間前後の暗い空。この時、地平線の陰に隠れて地上は暗くても上空100㎞以上ならまだ太陽光は当たっているため、その反射で人工衛星が良く見える時間帯となる。
さて、何が言いたいの、というと地平線の上の日差しが当たるのは何も衛星軌道のような高高度に限らない、という事。
すなわち一万m前後上空でも地上より遅くまで&先に太陽光があたるので、高高度を飛ぶ飛行機も、この時間帯に暗くなった地上から見ると明るく光って見える事がある。
では結論。その時間帯に金属光沢を持つ物体が一定の高度を飛んでいる場合、明るく輝いて見えるだろう。すなわち昼間は見えないような小さい物体でも、太陽光の反射と背景の暗い空のおかげではっきり見える事になる。問題はそれは一体なんなのだ、という話。ここしばらく日の出前の時間に夜空を見上げる機会があったのだが、二度ほど、航空灯無しで凄まじい速度で北から南に飛び去る、赤く光る何かを見る事に。誰も騒いで無いので、私の目の錯覚という可能性もありますが、そんな時間にだれも夜空を見てない(ほぼ天頂付近である)、という可能性も捨てきれず。ちなみに拙僧は人工衛星はもちろん、流星も火球も見た事ありますが、違いますね。
でね、アメリカ軍の統合異常問題解決室、All-domain Anomaly Resolution Office のホームページ見ると(一番下にUAP Videosがある)、飛んでるんだよね、そういった太陽光を反射する正体不明のものが。あれま。世の中はまだまだ判らんことがあるなあ、と思いまする。