■ラスベガス その歴史



ラスベガスは、カリフォルニア、ロサンジェルスに向かうスペイン人が1830年ごろに発見したオアシスに由来する。
ラスベガスの名前もスペイン語で、適切な日本語がよくわからないが、草地、開けた牧草地、といったニュアンスのようで、
ネバダ砂漠に広がるオアシスだったのは間違いない。

この街の発展には実はネリス空軍基地の存在が少なからぬ影響をあたえており、
初期のB29ガンナーの養成所、そしてパイロットの訓練施設と発展した基地の関係者が
このあたりに住み着いて、戦中、戦後にちょっとした街になった。
現在でも、数千人の軍関係者、施設従業員(民間人)がベガスに暮らす。

最初にできたカジノ付ホテルはトミー・ハルが造ったエル・ランチョと言われている。
1941年だから実に日米が戦争に突入したその年だ。これは1960年ごろ火事で焼失、
現在はシェラホテルがその位置にあるが、ベガスの中ではかなり寂しい地区にあたる。

現在のリゾート型滞在ホテルの元祖となったのは有名なマフィアのベンジャミン"バグシー"シーゲルが
1946年に造ったフラミンゴホテルで、これは今もストリップ沿いに現存する。
このホテルを建てた「殺人株式会社」バグシーはその半年後に暗殺されており、
まあ、そういう生い立ちを持つ街ではあるのだ。
ちなみに全米的には無名だったベガスを有名にしたのがこのバグシー暗殺だと言われているから、
世の中なにがどう幸いするかわからない。

 

■ラスベガスのメインストリート、ザ ストリップ。
下の地図のラスベガス南部から北方向を見て撮影。

世界広しといえどひとつの交差点から椰子の木(画面中央)、自由の女神(画面左)、エッフェル塔(画面ほぼ中央、遠くの棒状のもの)が見えるのはここくらいだろう。
もしあなたが異星人に突然会って「地球はどんな星アルカ?30秒で説明できなきゃクルクルパーにする」などと言われたら、迷わずラスベガスに連れてこよう。
世界各国の主な観光名所のレプリカがそろってるし、人間のあらゆる行動が見れる。
 

■その特徴



おおざっぱに言ってベガスの地理はザ・ストリップと呼ばれる南北約10kmを走る大通り、これだけだ。
これの北の終点が古きラスベガスの匂いを残すダウンタウン、南の終点がマッカラン国際空港で、
この通りの周りに大小あらゆるホテルが密集する。ただ、ダウンタウンからストラトスフェア タワーまでは
何もないに等しい寂しい地域が約2kmほど続く。
知らないで北上して来た人はここで引き返してしまうが、この先がもうひとつのラスベガス、ダウンタウンなのだ。

この街の特徴は、空港から車で10分も走ればホテル街の中心に入ってしまうこと。
空港のターミナル入り口がなぜか滑走路をはさんでストリップの反対側にあるためちょっと遠く感じるが、
実は南部地区からなら歩いて数分で空港の敷地なのだ。
ホテル街から飛び立つ飛行機がよく見える距離で、これだけ空港に近接した街は珍しい。
さらにストリップはフリーウェイの15号と完全に平行して走るので、車で来た場合も目的のホテルの側ですぐ降りれる。
どこから来ても待たせない、リゾート型娯楽都市の面目躍起である。

 






では、実際の街の位置関係をよく理解してもらうため、航空写真と地図で解説。
これだけわかりやすい説明は日本初だと断言しちゃおう(笑)。
飛行機から見たラスベガスの街。おいおい、着陸寸前にデジカメ撮っていいんか、とお思いの貴兄、
マッカラン空港(6)がすでに見えてますが、一番手前、画面左右に走る滑走路に右側からアプローチするので、
この後20km以上も進んでから旅客機とは思えぬ急旋回、その後着陸しますんで、着陸まで15分近くかかります。
ついでに書くと、なぜかこのユナイテッドのエアバスA320機、行きも帰りも「離着陸時に電子機器使うな」のアナウンスなし。

 ■写真説明
自分で書くのもなんですが、この写真キレイにラスベガス主要部を真南から北方面に捉えてます。
下の地図の範囲がそのまま収まってますんで、対比しながら見てください。
余談ながら、ずいぶんと地上に雲の影が見えます。砂漠というとカラっと晴れた土地と思いがちですが、ネバタは雲、多いです。
雨も雪も降る、そんな砂漠。

1.飛行機の翼 
いや、意味はないんですが「この巨大な地上建造物は!」と誤解をまねかぬように…いないか、そんなヤツ…

2.ダウンタウン
ネオンがかがやき、道の両側にカジノが並ぶ…といった10年くらい前まで、ラスベガスといえばみんなが考えたイメージの出所がここ。
今では事実上の旧市街だが、リニューアルも進む

3.ストラトスフェアタワー
直訳すれば成層圏塔だが、実際の高さは300mほど。が、そこはアメリカ、ラスベガス。
コイツのテッペンのアンテナポールに見えるのはフリーフォールのレールで、シートにむき出しの状態で地上300mに打ち出される(笑)
さらに地上280mの展望台の中にはジェットコースターが走る…。残念ながら今回は行ってない。よって写真なし。
比較的まわりになにもない場所にあり、ダウンタウンと中南部の境目と覚えておくにはちょうどいいランドマークだ。

4.ラスベガス中部
例のピンクフラミンゴができた場所で、比較的古いホテルが多いが、現在もっとも盛んに開発されてるエリアだろう。
6年前にはなかったホテルがバカスカ完成していて驚いた。高級ホテルも多い。


5.ラスベガス南部
世界最強のおバカエリアである。断言していい。ここのホテルは見てるだけでくらくらする(笑)。
われわれが宿泊した「エクスカリヴァー」がちょうど矢印の真下あたり。

6.マッカラン国際空港
見ての通り、空港はホテル街に隣接するが、旅客ターミナルはあぜかこの矢印の位置なので大回りする必要が。

7.フリーウェイ15号
ベガスの街の西側をストリップと平行して走る。ベガスエリアだけでも4箇所の出口があるので、自分のホテルの近所で降りればいい。
この道路がベガスの街の境界線だったのだが、最近はこの西側にも大規模なホテルができつつある。

8.ザ ストリップ
ラスベガスのメインストリート。これさえ覚えれば道に迷わない。ラスベガス ボルバードなどとスカしたネーミングもあるが、
ザ ストリップの方が通りがいい。ザはつけるのが正しいし、つけないと口に出すのがちょっと恥ずかしい…
身包みはがされる、との意味、と言われるが、細長い土地、という意味もあるので、案外そっちの意味かもしれない。

■ベガス超簡易マップ
見たい場所をクリックしてください。

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