日本とジェットと大宇宙

星条旗をバックに鎮座する空飛ぶモスラの幼虫ことスペースシャトル「エンタープライズ号」。
最初に作られた機体。
これ、本来は別の名前だったんですが、NASAに
「あの!スタートレックのエンタープライズ号と!同じに名にして!メーン!」
との要望が殺到してこの名になったとか。おそるべし、アメリカのオタク魂。
将来、人が乗れるような歩行機械が日本で作られたら
「マジンガーZ派」と「ガンダム派」で激しい争いが繰り広げられたりするのかなあ…やだなあ(笑)。

実はこの機体、スペースシャトルの1号機ではありません。純粋な実験機。
あくまで滑空試験用の実物大の機体です。よってエンジン、航法システム、カーゴルームはすべてダミー。
まあ、なんちゃってスペースシャトルなんですよ。ご覧のようにエンジンはハリボテです。
ジャンボジェットの背中から切りはなして滑空、着陸、という大気圏内飛行部分の試験を行った機体なので、
足回りや尾翼、翼周りは実機に近いでしょうけど。

一番上の写真でも、左上にさりげなく写ってる船外活動システムで飛ぶ愉快なトム(仮称)。
これ、天井と壁の明り取りの部分に重なりやすく、ほんと目立たないんですよ。
ホンモノらしいのにもったいない(涙)。

ジェミニ宇宙船の底部分。大気圏突入に際してボロボロになる部分です。
多分、左後ろのカプセルのものだと思います。
いくつか丸い穴が開いてますが、規則性があるので、多分、サンプルを採取したんでしょうね。
斜めに大気圏に突入するので溶解が広がる中心点が機体真ん中ではなく、
かなり下のほうにあるのがわかります。面白いなあ。

アメリカの不遇のロケット研究家、ゴダードが実験に使った1935年製Aシリーズロケット。
彼はスミソニアンの支援をうけており、実験後これを寄贈したそうで。
どうもこの機体、その組み立てにはゴダードの友人でもあった、あのリンドバーグが関わってたらしい。
鹵獲した零戦のテストとか、変なとこに名前が出てくるのが、リンドバーグだなあ。
ドゥーリトルとは違った面で多彩な人です。
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