日本とジェットと大宇宙

ウドガー・ハジーの日本機の主、といっていいでしょう。
川西 N1-K2 Ja 紫電改 21型甲の5341号機。
343空 剣部隊とかの活躍で有名な機体ですが、総生産機は400機。
戦争ですからね。存在し無かったに等しい数、と言わざるを得ません。
展示機は1983年まで屋外で野ざらしだったもので、状態は悪いです。
チャンプリンミュージアムにレストアを条件に貸し出してた機体で、以前はそちらに展示されてました。
塗装はその343空のものらしいです。
戦後接収された機体とのことですが、ホントに343空の機体かはわかりません。
追浜か大村のどっちかで接収、とだいぶいい加減なデータしか残ってないんですよ。
ちなみにスミソニアンのデータでは現存機は3機で、全てアメリカにある事になってます。
愛媛の公園にある機体は完全に無視されてますね(笑)。


2階の通路から。意外とこういう角度の写真、ないでしょ。
思ったよりスマートな機体です。
素人考えですが、2000馬力級のエンジンに小さい水滴風防、さらにフィンも何もない小さい垂直尾翼。
ほんとにまっすぐ飛んだですかね、これ(笑)。

エンジン周り。誉ですが、キレイにレストアされてます。

紫電改は水上機の強風をルーツに、それを陸上機にした紫電があり、さらにそれを低翼にして造られた機体です。
なんで低翼にしたか、というと胴体の真んの高さにある中翼だと脚が長くなってしまうから。
長いと故障しやすい、もろい、うんぬんがあったらしいんですが…。
さあ、アメリカ機を見よう(笑)!
F6F、P47、あれだけデブで重くて、それでいて中翼なんですよ。
紫電の脚、油圧が問題だったとも聞きますが、P47は油圧なんざシカトしてその問題を突破してます。
技術的な問題もあったんでしょうが、それ以前にアイデアで負けてます、日本。

円形断面の機体の場合、低翼機は空気抵抗的に中翼より不利ですので、本来より速度的に落ちてるはず。
ものすごい苦労して性能低下をやったのが、紫電改の翼、と言えなくもないです。
さあ、今夜は泣こう。

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