スミソニアンは展示する
![]()
はい、今回もやってきました、スミソニアンパワー伝道コーナーです。
ペロ君、おまたせ、出番だよ。
「都合がいい時だけ、都合がいいように使われてるな、オレ」
まあね、それに気づいただけでも大いなる進化だよ。
人類になれるまであと37歩ぐらいだね。
「…近いのか遠いのか、イマイチわかりません、それ」

「えーと、これは何?」
ソユーズ宇宙ステーションの展示の下にあるパネル。
発見者のささきさんは、涙を禁じえなかったそうだ。
「なんでだよ?」
上の東洋人、今となっては言われなきゃわからないが、あのTBSの秋山さん。
1990年に、ソ連のソユーズに打ち上げられ、日本人で初めて宇宙飛行を体験した人だ。
「ああ、あの。なんでそれが涙を誘うの?」
パネルの解説、どこにも、秋山さんの「あ」の字も出てこないんだよ、これ。
それどころか、なぜここに紹介されてるかというと、世界で始めて金払って宇宙に行った男、という扱い(涙)。
無論、宇宙飛行士の「う」の字も無い。ただの「乗客」だ。
一応、日本じゃ日本人初の宇宙飛行士、と紹介されることもあるのにねえ。
まあ、訓練期間の短さからして、失礼だが確かに乗ってただけだろう。
「飛行士」としての資格と技能は持ってないだろうし、実際金の力で行ったわけだからね。
多分、スミソニアンが正しいのだが、さみしいねえ(笑)。
「あ、しかもこの写真、わざわざTBSの許諾を受けて掲載してるぞ!(笑)」
そう、涙を誘うポイント、その2だ。よもやTBS、こんな扱いだとは思うまい(笑)。
ちなみに解説によれば費用は13億円だったそうだ。
全体的に、スミソニアンの「皮肉」が感じられる展示だな。

「あー、なんじゃこりゃ」
これは、歴史的発見の一部に関わってなくもないような、えらく長い説明がいるわりには、
どうでもいいような、そんな展示(笑)。
「とりあえず説明してよ」
膨張宇宙論、すなわち、ビッグバン以降、宇宙は膨張し続けているという説だが、
これの強力な証拠の一つが宇宙背景放射だ。
ここら辺は、解説すると長くなるし、私自身の知識も怪しいので(笑)各自調べてね。
で、これは宇宙のあらゆる方向から、同じ電波が捕らえられる、というもので、
1964年、ベル研究所のベンジアスとウィルソンによって発見された。OK?
「まあ、なんとなく。じゃあ、これはその時のアンテナかなにか?」
うんにゃ。あの発見は偶然の産物で、二人はそもそも、別の実験をやってたのだ。
その際、あらゆる方向から電波が飛んでくることに気づくのだが、
最初、そんな事はありえないと思った彼らは、アンテナにいる鳩、およびその糞が
なにか悪さをしてるんじゃないか、と考えた。
で、コレ。鳩捕獲用罠だ。これで鳩をとっ捕まえてアンテナをきれいにしたんだ。
でも電波は消えず、鳩には迷惑をかけたが、最終的に偉大な発見につながるわけだが…
「…微妙な展示だねえ。なんか100m走世界記録が出た時の審判団がはいてたズボン、みたいな?」
よくわからんが、まあそんなもんだ。
「右に見える鳩のぬいぐるみは?」
まったくの蛇足(笑)。さすがにスミソニアンもこれはどうかと思ったんだろう。
とりあえずグラサンつけた鳩のぬいぐるみを突っ込んだわけだ。
結果、より「これはどうか」になってしまっているが(笑)。

「えー、これは?」
自然史博物館のホールにある、地球の歴史トーテムポール。
なんだか妙に色気をだして、芝居がかった絵にしたもんだから、一番上の哺乳類及び人類の誕生、
クロマニョンとネアンデルタールが、ほとんど、宇宙の侵略者か悪の秘密結社、って感じになってしまってる。
「まあ、これはこれでええんでないの?」
まあね、個人的にはスキだけど、こういうの。
(掲示板にてこのイラスト、NHKが以前「地球大紀行」で使ったものでは?とのタレコミあり
うーん、だとすると、どういう経緯でここに…)