ワシントンは深かった

まだ続きます「第二次大戦部屋」。いよいよ幕内の登場です。はっけよい。
ジャン!スピットファイア。
なぜかグリフォンスピットにばかり縁のある私、おお、久しぶりのマーリンスピットだ!
と思いきや、なんか翼の形状が変じゃないですか、これ…

実は、ただのマーリンスピットではありませんでした。なんとマークVII。
わずか140機しか生産されなかった高高度迎撃用の7型です。
なんの予備知識もなく行ったので、これの案内板を見たささきさんが、
「これ7型ですよ」と言った時は、そりゃもう、驚きましたとも(笑)。
1942年9月から生産され、2段加給器付きマーリンエンジンと、延長された翼幅で、
高度12000m付近で600km近く出せたといわれる機体。
そのうち1機が研究用にアメリカに送られていたらしく、それがこれ。
現存する、唯一のMk.VIIです。うわー、すげえ。
気のせいかもしれませんが、胴体部分の仕上げが、普通のスピットより丁寧な印象。

ファストバックキャノピーなのに、スピットコクピットおなじみの「バタンと下に開くドア(仮称)」がありません。
一瞬、木製機かと思うほど、継ぎ目も見えないんですよ。コクピット前の台形窓部分に、小さな3角窓があるのも
高高度用機であるVI、VIIの特徴。コクピット周りのガラスも、2重ガラスのはずなんですが、ちょっとよくわかりませんね。
バナナの先っぽみたいなレバーが見えますが、これもちょっと用途不明。
ちなみにこの機体、イギリス軍のマークをつけてますが、復元機にありがちな、
「後から好き勝手なペイントをした機体」ではなく、オリジナルがこうでした(迷彩パターンはおかしいが)。
なぜかこの機体、貰い受けた米軍も、イギリスのラウンデルをつけたまま運用してたみたいです。
理由は謎(笑)。
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