ワシントンは深かった

Me262のエンジン部分。
ユンカース・ユモ004B-1の本物でしょう。
中央のコーン部、下半分の後半部のみなぜかピカピカでファンの羽根が映りこんでます。

で、その横にあるのはアメリカ初の実用ジェット戦闘機ロッキードP-80の先行試作機XP-80。
となりがMe-262ならここにはイギリスのミーティアが来るべきだと思うが、まあ、そこはアメリカの顔も立てなきゃね。
これの練習機型であるT-33はそれこそ世界中の航空博物館の常連で、ウンザリするほど見れますが、
そのルーツであるP-80は意外に貴重。初めて見ました。ましてや試作型のXPは貴重です。
量産型との最大の違いはエンジン。アリソンジェットではなく、イギリスのデハビラント製エンジン搭載。
16機作られたんですが、この機体、日本に帰って調べてみたら…

ちょっと写真を縮小してしまったので見えにくいですが、垂直尾翼のシリアル、483020です。
なんと、これ、ルル・ベルですよ!A型でもB型でもない、ほんとに最初の最初の1号機です。
上の写真を見ていただくと、エアインテイクに板が噛まされてません。ホンモノです。
残ってるモノクロ写真だと機体が真っ黒に見えるんで、てっきり黒かネイビーブルー塗装だと思ってましたが、
なんだ、普通のカーキ塗装だったんですね。
余談ですが、この機体、ジェットエンジンに慣れてないアメリカ陸軍パイロットが事故を続発させました。
そのうちの一人がリチャード・I・ボング。
米陸軍のトップエースであり、同時に4軍全てのトップエース。
今後、彼の撃墜数が破られることはないでしょうから、アメリカ最高のエースが、この機体で事故死してます。
で、彼がトップエースになった機体が同じロッキード、同じケリー・ジョンソン設計によるP38ライトニング。
皮肉というかなんというか。
NEXT