なぜならばスミソニアンゆえに
はい、前回に続き、スミソニアンの恐ろしさを伝えるコーナーです。
スミソニアンの収蔵物は約1億4000万点。
大きいものはコンコルド丸ごと1機から小さいものは微生物の化石まで、よくもまあ、集めたもんだ。
現在も毎日コレクションが増えない日はない、と言ってるから、まさに膨大なコレクション。
収蔵場所の確保だけでも大変だろうに。一体どんな……
四次元ポケット?
「なにわけのわからん独り言を…」
おっと、ペロ君、そこにいたのか。
「今回はこれくらいしか出番なさそうなんでね」
まあ、そんなに収蔵物があると、それこそさまざまなモノがある。
しかも広大なスミソニアン博物館軍団敷地内、意外な場所に意外なモノが、ね。
ふふふふ、ここでそれらを大事紹介だ。
「随分とうれしそうだな…」
アメリカ歴史博物館「情報化時代」展示コーナーの一角にあるパックマン。
「これは有名だよね。つーか、あんた前の職業柄、これがここにあるの知ってたろ」
まあね。
ただミッドウェイの筐体は初めて見た。
てっきりナムコが自分で筐体作って輸出してたんだと思ってた。
日本ではインベーダーで一気にTVゲームブームが始まるんだが、
アメリカはこのパックマンから。
どちらにしろ、その元祖はアタリのポンなんだが、なぜかこの展示はなし。
これ、私も現物みたことないんで、スミソニアンならあるかなあ、と思ってただけにちょっと残念。
「でもさあ」
ナニ?
「情報化時代なのか、これが?」
…たしかに微妙、かなあ
「なんですかこれ?」
アメリカ歴史博物館の1階「生活における科学」コーナーにあった。
ちなみにこの横はレイチェル・カーソンの「沈黙の春」の展示だ。
「えーと、あの農薬が自然の生態系を破壊している、と最初に警告した本だっけ?」
そう、1962年のことだ。有機リンなどが禁止物質になったのはこの本がきっかけ。
「きわめてまじめな内容の展示じゃん…」
そうなんだけど、突然、DNA操作によるモンスターや超人の話になっちゃうんだよ、展示が(笑)。
「はあ…」
で、各種コミックやらフランケンシュタインの映画の写真やらがずらり。
この写真にもX-MENのコミックとか見えるし。国家予算で漫画買いたかっただけじゃ…。
「しかし、これ日本の漫画っぽいね」
アフタヌーンやガンダムの漫画本で作品を描いてる、トニーたけざきさんの作品だよ、これ。
「ええ?!」
ジェノサイバー、知らない作品なので調べてみたら、12年ほど前に出版されていて、現在絶版。
今回見た限りでは、ほぼ間違いなく、日本の漫画で唯一スミソニアンで展示されてるのがこれだ。
ドラゴンボールも、ハヤオ・ミヤザキも押しのけて、トニーさん、日本人漫画家で唯一人、
スミソニアンで展示されてる存在だね。
「本来の趣旨とは違う形のような気もするけど…」
気にするな、事実は事実だ。
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