■カツオという名の橋の下



ホテルから駅に向かう途中、派手な田舎の神社みたいなのがあるな、
と思ったら、どうも大阪で大相撲をやってたらしい。
そういや昨日、大阪ではやけに大銀杏のチョンマゲが流行ってるなあ、と思ったら、
あれは全員、お相撲さんでしたか。

ちょっと脱線すると、かつてチーム黒船のヘッド、ペリーが日本にやって来た時、
徳川幕府の為政者たちは、マムシにシッポを噛まれたプードルのごとく仰天します。
が、自分たちばかり仰天していたのでは割があわん、と考えた連中は、
1854年3月31日、横浜における条約調印の時、
江戸でもトップクラスの力士をかき集め、アメリカ人の前で米俵を軽々と運ばせる、という
(ちなみに艦隊の食料ではなく、アメリカ合衆国政府への贈り物)
日本語で言うところの「大人気ない行為」に走るのでした(涙)。

でもって「フハハハ、ペルリのヤツめ、さぞやビビったろうて!ここでトドメじゃ!」
とばかりに横浜で大相撲の特別興行を行い、血まみれの力士続出、という当時の相撲らしい
大乱闘試合を、アメリカ人どもに見せ付けてやったのでした。ムッハー!
当然、ペリーはそれを黙って見ていたわけで、
日本側としては「ククク、ペルリめ、すっかりビビりおったな!」
という感じだったのでしょう。

が、旗艦ポーハタン号に帰ったペリーは、
大相撲について、日記に次のように書き残します。
「醜悪」
フフフ、イカスぜ、日本の国技。

もっとも、ペリーも人間的には、とてもホメラれた男ではないので、
まあ、どっちもどっちか。

で、今回も最初は地下の難波駅から観光がスタートします。
ただし、近鉄ではなく、地下鉄 千日前線が利用路線。
名前からして、タイムマシンだろう、と思ってたんですが、
降りた直後に時計で確認した限りでは一日も前になっておりませんでした。
あるいは、1000の一つ手前で999、銀河鉄道の方だったのか。



でもって、目的地はここ。
西長堀駅。さあ、ここに何があるのか。



ジャジャ−ン!
大阪市立中央図書館!
いや、これはこれで興味がありますが、わざわざ東京から見に来るもんでもない。



実はもう一つ、こんな施設が!
ジャジャーン!大阪市公文書館!
…日曜は休みでした。

が、いずれにせよ、これも本来の目的地ではございませぬ。

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