■金毘羅さんの下で脱線して



待ち合わせ場所はここ。JR琴平駅。
医師団で、否、石段で有名な、金毘羅さんの入り口とも言える位置。
シャレた駅というか、金毘羅さんにこのデザインはどうか、という建物のような気も…。

コンピラさんの字は金毘羅で、地名は琴平。
同じ音で違う字を当てた理由はなんじゃらほい。
成田とかはどっちも成田だぞ。

さて、脱線します。
金毘羅さんの語源をインドの神クンビーラに求めるのは広辞苑などにも見られ、
ごく一般的な説となっています。
薬師如来の12神将のトップに立つインドの神様らしいんですが、
ガンジスのワニが神格されたものだ、とのこと。
よって基本的に水の神様で、瀬戸内海を航行する船から信仰を集めていた神様らしい。
で、ここまで書いておきながら実は私はこの神さんの事はよう知らない(涙)。
ちなみに本来、12神将では宮毘羅(くびら)大将と書き、
こちらの方が、多分、音訳的には原語に近いと思います。

…以上が、ネットやら広辞苑やらを調べれば3秒でわかる範囲の話。
こっからが本題です。
そもそもクンビーラという言葉はインド東部の言語である
オリア語(Oriya)で、ワニそのものを意味します。
アルファベット表記だとkumbhira(異なる綴りもあり)ですね。
神様、という解釈も間違いではないですが、ワニそのものなのです。

なので、讃岐の金毘羅さんに祭られていた神様の正体は爬虫類のワニで、
後にいろいろくっついて、現代に至ると思っておけば間違いないでしょう。
ワニ以外はオマケみたいなもんです(ただしここに天狗信仰と皇室が加わり壮絶な事になった)。
実際、ちょっと仏典を探したぐらいじゃクンビーラなんて神様みつからないし、
インド方面のサイトでも、ヒンズー神コレクションにすら入ってないような気配がある。
とりあえず、ここは素直に「ワニ」と思っておきましょう。




で、あれが金毘羅さんある象頭山。
海の神様である以上、瀬戸内海から見えるはずですが、
今回、瀬戸大橋からは目視で確認できず。

さて、ついでの話を一つ。
インドの水神であるワニが、まずは中国に渡った。
当然、そこにはワニなんていないから、
紀元前のエジプト人にパンダの話をするようなスレ違いがでる。
そうすると、こんなことになる。

「この宮毘羅ってなにアルカ?」
「水の神様よ。水辺に住んでて口が裂けてる生き物よ」
「えー、そんな生き物、ワタシ、見た事ないよ。ワタシ、これを絵にしなきゃヨ」
「大丈夫よ、適当に口が裂けてて、ウロコのある生き物描くヨロシ。
誰も見たことないなら、バレっこないアル」
「おまえ、頭いいネ。それイタダキネ。ついでにナマズヒゲとかつけると尚ヨロシネ」
「アイヤー!ナイス クリーチャー誕生アルヨ!」

というわけで、龍が生まれました(笑)。
中国文化の龍神のルーツ、元ネタは多分ワニで間違いないでしょう。
龍神に水がツキモノなのは、おそらくそれが理由です。
おそらくヨーロッパのドラゴンも同じ。

ああ、アナーキャがまた適当な事を、と思うでしょうが(笑)、
そう適当な事を書いてるわけでもなく、実際、身近にもそういう神様がいるんですよ。
そう、皆さんおなじみの、あのお方。

ダキニ天(Dakini)というインドの神様がおります。
文字通り人を食う荒神ですが、これが仏教に取り込まれ、
よせばいいいのに、また中国に行きます(笑)。
で、この神様はそのシモベとしてジャッカルを使う、
とされてました(後にインドの信仰からこれは消える)。
よって、この神様は中国にも使い魔のジャッカルとセットで輸入され、
恐らくその神像を見て、みなさん、首を傾げます。

「このダキニ天に付いてるのは、何アルカ?」
「シュリガーラね。英語でジャッカルね」
「英語?」
「ここは軽く流すトコね」
「…犬や狼にしては長細いね」
「耳も大きいアルヨ」
「アイヤー!わかったよ、これキツネね。どう見てもキツネね!」
「アイヤー、おまえ、頭いいあるネ!なるほどキツネね!」

というわけでダキニ天の使いはキツネ、という事にされてしまいました(笑)。
これが日本に渡って来て「神様の使い」という部分だけがクローズアップされ、
何時の間にやら独立営業を始めて稲荷神となります。
お稲荷さんは、キツネの皮をかぶったジャッカルなんですね。



ダキニ天?いや、知りませんよ、ワタシ、一介のキツネですし。
神様?いや、会ったこと無いですし、
ひょっとして、ワタシ、何か勘違いされてません?


我々が、日本的、東洋的と思ってるものの大半は実はインド、
さらにはオリエント文明にまで遡るのは珍しくないんですよ。
座禅も、空手も、狛犬、さらにはソロバンなんかもそうですね。
そもそも菊の紋章だ(以下自粛)ですから。
そこら辺の話、なぜか今回頻出します。

金毘羅さんは不思議な神社。



なんだかウルサイ話をしてるヤツがいるニャー。
なんで我輩はヒモにつながれてるのかニャー。
ここは琴平駅CLOAK ROOMニャー。
ROOMって単語の意味、一度調べて見るべきだとか、
外套をここで預けてどうすんだとか、
自転車置き場にしか見えないとか思ったヤツは
我輩が今すぐひっかいてやるニャー。



我が肺は猫である。よって呼吸困難で苦しいニャー。
ちなみに左右の目の色が違う幸運の猫が出てくる小説って、何だったかニャー。
我輩がまさにそれニャー。琴平のホワイトタイガーって呼んでくれニャー。



でもって全生物対象博愛主義者の我輩は誰にでもフレンドリーニャー。
証拠写真でニャーオ。つーか、こいつ、どうもエサ持ってなさそうニャー。
使えないやつだニャー。


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