■漢の夢の城南島

東京23区における埋立地のほぼ南端、城南島にある海浜公園&キャンプ場に9年ぶりに出かけて来ました。これが三度目の訪問なんですが、なかなか楽しかったのでちょっと記事にまとめておきまする。

まずはその立地から。



城南島は大井埠頭の南東にある小さな人口島です。以前は完全に独立した島だったのですが、今ではほとんど大井埠頭と地続きになってしまってます。

本来は大井埠頭の拡大計画として造成された埋立地だったのですが、島が完成した1980年代にはすでに港湾施設は十分となってしまってました。よって島内に工場を誘致した後、海岸部の余った土地を公園&キャンプ場としたのが、城南島海浜公園となります。
海岸部だけに造られたため、L字型の異常に細長い公園である事(全長約1.2qで隅から隅まで歩くと20分近くかかる。一方奥行きはどこも100m以下しかない)、東側の海沿いに全長400mほどの人工海浜とキャンプ場を持つのが特徴です(ただし衛生問題もあって遊泳禁止)。

そもそもは貨物埠頭として計画されたため、現在も工場以外は何もないため交通の便は極めて不便で、大森駅から休日は一時間に一本しかないバスを利用するか、太田市場までバスで行って30分歩く、あるいはモノレールの流通センター駅から1時間歩く(笑)くらいしか公共交通機関はありませぬ。駐車場はあるので車で行くか(ただし休日は満車になりやすい)、自転車かバイクで行くのが一般的でしょう。

でもってここは位置的に羽田空港のB滑走路の延長線上に位置し、その端から1.2qしか離れてないため、着陸直前の旅客機が頭の上をかすめて飛んで行く、という場所なのです。さらに北の水路部の先にある大井埠頭、晴海埠頭、晴海のフェリーターミナルに入港する大型船がすぐ横を通過するため、男の子の夢満載の秘密の人工島、という世界が展開されています。こんな環境にあるキャンプ場は世界中探しても、そうは無い気がするのが、城南島海浜公園なわけです。

では、さっそく行ってみましょうか。

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