■電気は続くよどこまでも

さて、前回において“2010電子の戦い”は
華強路(フア チュアン ルー/HUA QIANG)の優勢勝ちにおいて終了となりました。
ああ、これで日本に帰れる、その前に香港に帰るけどね、と思ったんですが、
あの電子街の北のはずれで、ふと東の方を見てしまったわけですよ、ダンナ。




そしたらね、明らかに大型電気店の密集エリアと思えるビル郡が見えてしまったわけで。
行かなくてはならんでしょう、これはもう。人として、夕撃旅団炊事班長として。
この段階で時刻はすでに夕方4時。結構疲れてますが、人間ガッツがあればなんとかなるさ。

とりあえず一番目立ってた電気屋ビル。
さすがにこれが丸ごと電気店では無く、4階あたりから上は、
オフィスビルのようです。



とりあえず、手前にあったビルからダイヴイン。
上の方にある黄色い看板の文字、あれで華強路電子世界、となります。
ここらへんが華強路の大型電気街の中心地なんでしょうかね。



中はこんな感じで、中華型大型商業ビルですね。

日本でこの手の大型商業施設というと秋葉原のガード下やラジオデパート(会館ではない)
上野のアメ横ビル(ガード下ではない)、東京の中野にあるブロードウェイあたりが
かろうじて雰囲気が近いかなあ、という程度で、説明が難しく、毎回悩みます。
ある意味、原宿とかのファッションビルがシステム的には一番近いのですが、
中身が違いすぎるので(笑)、あれを例に出してしまうと、混乱するでしょうし。
(大阪の鶴橋駅周辺のガード下あたりも雰囲気は近い。あれをビルに押し込んだ感じ)

中国の大型商業施設は、内部は細かく分かれたブロック単位で貸し出さているモノが多く、
その結果、ご覧のように小型店がひしめく、という感じになります。

なので、えらくデカイビルでも、中に大型のフロアがあって…というのはマレで、
通常は、こういった感じに細かいコマ単位に区切られた小型店がひしめく事になります。
まあ、日本的、あるいはアメリカ的な大型店舗もあるにはあるんですが、
2010年現在、私が見てきた範囲では少数派でしょう。

でも、この中途半端な店舗配置、高い天井、などなど、
本来は日本かアメリカ式の大型フロアとして
このビルは設計されたものだったような気がするなあ…。



大体の雰囲気がつかめれば後は上海あたりの電気屋と変わらないので、
それほど見るとこがないのも、まあ、事実(笑)。
とりあえず、南北に走る大通りを東側に渡って、もう少し見て歩きましょうか。



最初の写真の丸いビルに来ました。
オリンパスのデカイ看板にちょっと驚く。

21世紀になってから日本の電器メーカーのブランド力は
世界的に見てかなり残念な状態になってるのですが、
この街を歩いてみた印象だと、デジカメにおいては
今でもそれなりのブランド力を持ってるようでした。


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