■マカオの基礎知識

というわけで、これも12年ぶりの再訪となるマカオ。

前回の訪問でも特に面白いとは思わなかったのに、
なぜわざわざ再訪したのか、というと、
マカオにはドッグレース場がある、と知ったからなのです。

これは!見たいぞ!
ワンワン、ワワン!
ネットで調べてみると、レースは18時半くらいから、
週末は連日開催、となっている。
なので、土曜日のお昼くらいにマカオに入って、
適当に観光してから、ドッグレースを見に行こう!
というのがマカオ侵攻作戦の基本方針となっております。

で、今回の記事を読むのに必要な程度に
マカオの地理を説明しておきましょう。

マカオも香港同様、本土の半島と島に分かれるのですが、
ほとんどの観光施設、というか主要部は半島側に集中してます。



下の島が、タイパ&コロアン島、となってるのは、
元々、南北の島に分かれてたのを、埋め立てで一つの島としちゃったから。

そもそも、ここは島と言うより砂州に近く、ほとんど何もないエリアでした。
南端部がやや山岳で、“硬い地面”があるんですが、
そこも特に何があるってわけでもない。
近年、一気に開発が進んで、1995年に空港ができ、
高層マンション、新しいカジノなどの建設が進んでますが、
それでも何もない、と言ってレベルでしょう(笑)。
少なくとも、私は何の興味もわきません。
なので、今回の旅行では半島側のみ、歩き回ってます。

で、カジノで有名なマカオですが、カジノ街は半島側の南東〜南部に固まっており、
他の地域は、普通に香港式住宅街が密集するエリアとなってます。
(ただし、街中に地元の人間向けの地味なカジノとかが、ごく稀にはある)
最近は島のほうにも巨大カジノが作られてるみたいですが、こっちはよく知らず。

が、おなじカジノで有名なラスベガスのように、
町外れのモーテルにまでカジノがあり、ガソリンスタンド、コンビニまで
スロットマシンが置かれてる、という街ではありません。
また、ラスベガスは、ボクシングやマジックショーで有名なように、
地球最強のさまざまな娯楽施設が一体化した街ですが、
そんなもの、マカオには片鱗もありません…。

マカオのカジノは、巨大な田舎のパチンコ屋みたいなもんだ、
と思っておけば間違いないでしょう。
はっきり言って、そっち方面はショボイです。

カジノを楽しむなら、普通にラスベガスに行きましょう。
それが王道ですよ(笑)。
1億万兆倍、あっちの方が楽しい。断言します。
私はラスベガスなら何度でも行きたいが、
マカオはもういいや、と言うのが正直なところです。

でもって、この半島側は、中央部がちょっとした高台になっており、
その山頂付近に、かつてポルトガルの要塞、そして灯台がありました。
このアタリは公園として整備されており、今でもその一部が残ってます。

そして、今回の主要目的地であり、悲劇の舞台となったドッグレース場は、
島の北西、カジノ街とはその中央の高台を挟んで正反対の場所にあります。

とりあず、詳しくは本編にて(笑)


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