
ノースアメリカンF86Dセイバードッグ
アメリカ初のレーダー搭載全天候型迎撃戦闘機です。
戦闘機が電子機器のカタマリになるハシリとなった機体で、
レーダーと当時の真空管だらけの電子機器を積み込んだ結果、
パイロット2人のはずがスペースが無くなって1人になってしまい、
さらに武装も胴体下に格納されたランチャから撃つ24発のマイティマウスロケットのみ、
という思い切ったデザインになりました。
まあ、自分の国に進入してくる爆撃機を迎え撃つのが仕事なので、
それでも何とかなったのかも。
ちなみにこの機体、自衛隊機には珍しく、ライセンス生産なし、
全部米軍からの供与(つーかお古)です。

これF86と名前がついてますが、有名なセーバーとは事実上別の機体。
これは新型機とするよりも従来機の改造でーす、
とした方が議会で予算の承認を受けやすかったからだとか。
ちなみにセーバーにはないアフターバーナーを搭載しているので、
一時は速度記録のタイトルホルダーでした。
で、この後F86Lに発展して行くのですが、
こちらは全米防空システム、SAGE(セージ)システムと
データリンクでき、レーダーの情報を元に確実に敵に誘導されるようになってました。
このSAGEシステムは複数のコンピュータをネットワークでつないだシステムで(世界初?)、
乱暴な言い方をすればインターネットのルーツとなった技術でもあります。