■アメリカの愛玩動物は贅沢だ

ところで、ペロ君、君はネコ目イヌ科のダメ人間なわけだが…
「さりげなさのカケラもなく、今、何て言った?」
ハハハ、ま、落ち着け。
そういや、猫目犬科って書くとネコメのイヌか?
って読めて幸せなフィーリングでメイク ミラクルって感じ?
「…本題に、行こうか」
今回は冷静だなあ。




「何?」
この旅で、久しぶりにアメリカの国内線航空便に乗ったんだが…
「せめて質問に答えようよ。何?」
いや、ちゃんと話は繋がるから、ちょっと聞け。
大抵の航空会社はなぜだか通販のカタログが座席に置いてあって、
機内で申し込めるようになっている。
これが日本の航空会社だとかだと、ま、普通だ。
「そりゃそうだろ。ただのカタログ通販でしょ」
ところがドンスコイ、アメリカの航空会社のソレの商品ラインナップは、
かなり、まあ、アレなんだよ。今回、それを久しぶりに痛感したわけさ。
その最初の第一歩が上の写真。
「結局何なのよ?」
写真の上に書いてあるが、ペット用観察丸窓。
「何をするためのもの?」
アメリカの家は木塀が多いので、そこに穴をあけ、この半球形窓を埋め込むことで、
お庭のワンちゃんが、「向こう側の世界が覗けて大満足」って仕掛けでさあ!
イヤッハー!
「はあ」
説明によれば“ペットの本能的好奇心を大いに満足させる”そうな。
さらに
“あなたのペットは何者にも邪魔されることなく周囲の世界を眺めることができ、
その結果、恐らくはムダ吼えや悪いクセなども直るでしょう!”
としてある。
……
…なんてこった!
良いことだらけじゃないか!こうしてはいられん!早速購入だ!
「…でもこれ、外の臭いが嗅げないから、イヌとしては納得できない」
じゃ、いいや。




「…これは?」
犬用の車乗り込み板。英語で言うとRamp。
まあ、車の乗り降りの際、これで楽にしてやろう、という寸法だ。
「いや、犬って普通、自分から飛び乗るし、降りるときも飛び降りるよ」
まあ、そうなんだが、一応、老犬、病気の犬といった相手を想定してる。
ついでに大型犬で、飼い主もその重さに耐えられない人物である必要が。
「えらくニッチな市場を狙ってるなあ…」
まあね。一応説明を見ておくと、
“ハイコントラストなカラーリングで犬の視界でも歩く部分を見誤りません”
“ファイバーグラスとプラスチックにより重さはわずかに15ポンド(6.5kg)”
“拡げたり、畳んだりする時も、指を挟まない構造です”
……
…なんてこったい!
良いことだらけじゃないか!これを買ワンで何を買う!
アメリカ大統領専用機の警護している犬はエアフォースワン!
早速購入だ!
「…でも、あんた今、車持ってないじゃん」
…あ、そうか。



「ネコの猫背矯正装置?」
いや、まあそのニャンコバンザイ三唱ポーズが面白くて載せたんだが、
これはネコのオモチャ。
「相変わらず、あの連中はバカ面だね。見てよ、これ。フフフ…」
まあペロ君の主観は置いておくとして、
なんでも世界ペット博覧会の最優秀展示に選ばれたオモチャだそうな。
「世界ペット博覧会って何?」
知りません。
一応説明を読んでおくと、
“電気モーターで細いヒモを引き、先に付いた輪ゴムをランダムに動かします”
“あなたの子猫ちゃんは、もうマジでムチュー!”
“この装置以上にネコを楽しませることなんて、誰にできるでしょうか。
しかも、それを眺めている人間まで楽しめるのです”
“どんなドアノブにも簡単に取り付けられます”
……
…なんてことだ!すばらしい事だらけではないか!
早速購入だ!ネコのダイエットはカロリーキャット!
「…いや、あんたネコ、飼ってないだろ」
ハハハ、バカだなあ、ペロ君。
オレが、遊ぶんだよ。
「…そうだね、オレはバカだったね。好きにしな」


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