■いろんなものが飛んでますアメリカ



デ ハビランドDH-98モスキートB.MK.35。
ここの解説によると「モッシーの愛称で知られる」との事ですが、
初めて聞いたぞ、そんなニックネーム…。

いわゆる「シロアリが夢に見る飛行機」、すなわち木製双発戦闘機ですが、
こんなのまで使ってたんですね、アメリカ陸軍。
モスキートもカナダでも生産されていた機体でして、
アメリカはカナダ製のモスを偵察機、夜間戦闘機として利用しました。

ちなみにこの展示機、実はイギリス本国での戦後生産型なんですが、
その代わり、ほぼフライアブル、飛行可能なコンディションを保ってます。
今後飛ばされることはないと思いますが。



あ、またスピットだ。青いスピットだ。
これは!あの!チルチルとミチルがエルアラメインで撃墜した、と言われる
幸福の青いスピット!って、撃墜しちゃダメじゃん!…といったことは全くなく、
これは偵察型のPR.XI(11)ですね。
常に場当たり的に造られたという特徴を持つ(涙)スピットの偵察型ですが、
この機体は、最初から2段2速過給器付きのマーリン61を搭載した
高高度偵察機として計画、生産されたタイプ。
その結果、偵察型では異例ともいえる470機も造られます。
…あ、ただの偵察型の生産数の方が、五式戦よりも多いんだねえ…。

しかし、スミソニアンのMk.VII(7)といい、
アメリカ、妙なスピットばかり持っているなあ。



ラジコン標的機OQ-2A。
地上の対空砲の射撃訓練用に開発されたもので、
1943年までに1000機近くが納品され、訓練に使われたとか。
…ホント、贅沢な訓練してるなあ、アメリカ陸軍…。



ラブリーシャッター付き空飛ぶカバの愛称で私に知られるB-24Dリベレーター。
18000機以上というどこで使うんだ、という機数が生産されたことで有名な爆撃機。

これ、北アフリカで実戦に使われてた機体だそうで、
ついでに、これもここまで自力で飛行してきたとか。
ただし1959年の話なんで、現状でもフライアブルかは微妙。
まあ、かなりコンディションがいい機体、というのは間違いないでしょう。

こういう愛嬌のある顔の機体、個人的には好きなんですよ。
B24以外だと、カタリナとか、ランカスターとか。



これも見たかった機体の一つ、ノースアメリカン A-36Aアパッチ。
まあ中身はムスタングのA型、いわゆるアリソン ムスタングなんですが、
それに爆弾搭載能力と、ダイブブレーキをつけ、急降下爆撃もできるようにしたタイプ。
これ、スポットライトが完全に外れていて、非常に撮影しずらかった。
ほとんどまともな写真撮れず。
今回の標的機の一つだったんですけど…。

わずか500機前後しか造られず、ほとんどが最前線に送られたので、
現存機はほとんどなく、何の説明もありませんしたが、
これもかなり貴重な現存機のはず。
(A型を戦後こっそり改造した可能性はあるが…)

投入されたのは北アフリカからイタリア本土戦までで、
それ以降はエンジンパワーに余裕ありまくりのP47や
マーリン搭載P51に爆装させて使うようになり、
この機体の出番は無くなってゆきます。

が、基本性能は抜群なわけですから、
例のドーントレスの陸軍型よりは、キチンと結果を残してるようです。


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